ポスターに使われている画は川上幹太さん(八幡ぶどうの木教会)作。
同志社大学の神学館とクラーク館(旧神学館)。
「全国 同信伝道会
神学協議会2023」を訪れて
2023年 8月21日(月)〜22日(火)
於 同志社大学 良心館
出席者 約 240名(出席名簿は211名)
このブログ記事は、筆者の個人的な報告です。
コロナ禍のために、2018年を最後に、
それ以降は開催できなかった、
本来なら2年に1度開催の「神学協議会」が、
ようやく5年ぶりに開催されました!
関係者の皆様に御礼申し上げます。
★今回のブログ掲載につき、全国同信伝道会ネットワーク委員会の新井純委員長(世光教会牧師)に内容を御覧いただき、今回の写真記事を掲載する了解をいただきました。
ありがとうございました!
同志社大学の良心館。
今回、この中の大教室を会場としました。
全国同信伝道会 神学協議会 全体プログラム
2023年
8月21日(月)
12:30 受付開始 同志社大学良心館
13:30 開会礼拝 司会者 石若義雄さん(桂教会信徒)
説教者 北村裕樹さん(武蔵野扶桑教会牧師)
奏楽者 大下真弓さん (京都葵教会信徒)
追悼祈祷 榎本栄次さん(西が丘教会牧師)
14:15 挨 拶 西澤他喜衛さん(須磨教会牧師)
講師 石川 立さん(同志社大学名誉教授)
9:00 全体協議 発題とパネルディスカッション
現場からのレポート
司会 上島一高さん(松山教会牧師)
この会は2017年までは、「同志社 神学協議会」として、ハーディーホールと関西セミナーハウスで行っていましたが、学校主催でないため、「全国同信伝道会神学協議会」に名称変更し、参加者増により関西セミナーハウスでは手狭となり夕食会場が京都平安ホテルに変更されました。なお、さらに以前には、主な参加呼びかけを、牧師や神学部卒業生として、会場を同志社大学神学部チャペルと関西セミナーハウスとして行っていました。
2020年〜2022年の間は、コロナ禍のために2年に1度の開催ができませんでした。2023年の開催は、2018年以来の5年ぶりでした。スタッフ、関係者の皆様のご努力に感謝いたします。
・上記西日本と同様、「東日本同信会」も東北などで開催されています。
4冊のパンフレットを出版しています。
・ 会衆主義教会パンフレット1 (400円)
「会衆主義教会について
——キリストにある自由を生きる群れ」
「会衆主義教会の歩み
「会衆主義教会の使命
——キリストに与えられた務めと希望」
・ 「教師招聘ハンドブック」 (500円)
これらは、同信伝道会の関係者・教会に依頼すれば、
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その他、全国的にあちこちに行ったことの報告の、
「あちこち訪問記」は、以下のアドレスをクリック。
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以下、2023年 8月21日(月)〜22日(火) 、
全国同信伝道会神学協議会2023を訪れた報告です。
同志社大学の良心館の大教室で開催されました。
地下鉄今出川駅を下車、地上に出た風景。
この奥に良心館など、大学の建物が見えます。
手前の右は大学図書館。近く改修工事とのこと。
道路に面した西門から入り、赤レンガの校舎が並び、
向こうに良心館が見えます。
同志社大学の良心館。
筆者が神学部や大学院の学生だったころは、
これらの新しい校舎はありませんでした。
ここでの教室に入るのが初めての方が多いでしょう。
良心館の教室は「RY」の記号で表示されます。
今回の会場はRY205号。大教室です。
受付のスタッフのみなさま、ご奉仕に感謝です。
会場には、すでにたくさんの方々が集っていました。
13:30、開会礼拝の開始です。
みんなで大きな声で讃美歌を歌います。
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8月21日(火) 13:30
開会礼拝
司会者 石若義雄さん(桂教会信徒)
説教者 北村裕樹さん(武蔵野扶桑教会牧師)
奏楽者 大下真弓さん (京都葵教会信徒)
追悼祈祷 榎本栄次さん(西が丘教会牧師)
前 奏 Leibsrqr Jesu, wir sind hier BWV 706 J.S.Buch作曲
讃美歌 21‒400番
聖 書 マタイによる福音書 18章19〜20節
「また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」
祈 祷
説 教 「さいかい」
讃美歌 21‒161番
献 金
祝 祷
後 奏 Voluntary V,Op.6 John Stanley 作曲
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追悼祈祷 榎本栄次教師 「天上の友」名簿に基づいて追悼祈祷がなされました。
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開 会
挨 拶 西澤他喜衛さん(須磨教会) (全国同信伝道会 会長)
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講 演
「バーチャル空間と、肉となった神の言」
石川 立さん(同志社大学神学部 名誉教授)
ユーモアを持って心豊かな内容の講演をされました。
ありがとうございました。
内容は、後日に作成される、
報告書に掲載されることでしょう。
ここには、項目と参考資料だけを、
掲載させていただきます。
1 新型コロナの流行とコロナ禍における教会
2 パンデミックのなかでオンライン礼拝を行った教会
3 今後の課題としてのICT使用と対面とのバランス
4 パンデミックによって明らかになった根本的な問題
5 障がい者とケアする人との関係、
および「ふれる」ということに学ぶ
6 <神の言>とのふれ合い
講演の参考資料
坂部 恵『「ふれる」ことの哲学 人称的世界とその根底』岩波書店 1983
伊藤亜紗「傷つけるかも 過敏な社会」2023.6.6 付 朝日新聞朝刊「耕論」欄
講演後には、会場から質問が続出して、
活発な質疑応答がなされました。
大変有意義な、おもしろい講演だったとの評価が、
様々な方から語られました。
同時に、それぞれの人が生きている現場から、
この現実をどう見るか、様々に問われました。
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夕刻になりました。
講演・質疑応答を終了して、記念撮影に移ります。
ここは良心館の地階を出た広場です。
写真撮影は向かい側から。すごい距離です。
写真撮影終了。
ここから徒歩などで移動して、
京都ガーデンパレスホテルで懇親会です。
信徒・教師の区別なく参加できます。
たくさんの方々が集いました。
コロナ禍で、長らく、こうした多人数の食事の集いは、
できませんでした。感慨深いものがあります。
懇親会場。
信徒・教師の区別なく、共に語らって過ごします。
食事・懇談の時間が過ぎた終盤、
教区(地域)ごとに参加者が登壇して自己紹介。
このときも、信徒・教師を共に紹介します。
本当に多くの方々が各地から参加されて感謝です。
こうして、1日目を終了しました。
このあと、学年別に同窓会をしたり、
グループでどこかに行ったり、自由に過ごします。
宿泊は関西セミナーハウスなど、各人で取ります。
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2 日 目
2日目の朝は曇りでしたが、あとに晴れました。
猛暑の夏が続いています。
2日目も、たくさんの方々がご参加されました。
Zoom参加の方々もたくさんおられました。
8月22日(火)
9:00 全体協議会 発題とパネルディスカッション
発題1 コロナ禍の学校現場から
同志社中学校・高等学校 教員 桜井 希さん
発題2 教会のリストラクチャー〜コロナ禍の歩みの中で」
新潟教会 牧師 長倉 望さん
発題3 空白期間ではなく、歩みの1ページとして
石橋教会 牧師 仲程愛美さん
発題4 「コロナ禍」三年間の北海教区を振り返る
北海教区 幹事 韓 守賢さん
学校でのコロナ対応を振り返って、
教務教師の方が語ります。
学校としての責任が問われることの、
問題の重さが感じられました。
各個教会の実践で、礼拝、行事、食事、奉仕など、
コロナ禍で様々な工夫がなされたことが報告されます。
発題者のお一人が事情でZoom参加で発題されました。
ただ単にコロナ以前に戻ろうとするのではなく、
コロナ禍の経験を通じて前に進むこと、
教会が新しくされることの大切さが示されました。
コロナ禍の経験を踏まえて、今後どうするか。
コロナを「なかったこと」にしない、と語られました。
交わりは形を変えていきます。
その中で、各個教会が「らしさ」を確立していきます。
北海教区での様々な実践が語られました。
北海道の厳しい自然の中にある教区内での、
コロナ以前からの各個教会・伝道所の「連帯」が、
コロナ禍の中でも生きました。
こうして、コロナ禍での教会・学校・教区の様子など、
4名の方々が内容豊かなお話をして下さいました。
ありがとうございました!
その後のパネルディスカッションも、
様々な話が出ました。
コロナ対策で互いに距離を空けた座り方をしつつ、
最後列の席まで、人がいっぱいでした。
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このあと、休憩後に以下のことが行われました。
様々な大切なご報告をいただき、ありがとうございました。
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そして、プログラムの最後、閉会礼拝です。
閉会礼拝説教。
名残惜しいような気持ちで聞きました。
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12:00
閉会礼拝
讃美歌 21‒471番
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さあ、帰りましょう。
次回の神学協議会は2025年8月予定です。
みなさま、またお会いしましょう。
良心館の外に出ると、朝は曇っていたのが、
よく晴れた夏の日になっていました。
上写真の左側は同志社礼拝堂。
またいつか、この光景を見るのでしょう。
今回、筆者がかつて学んだ「神学館」にも、
「クラーク館」(旧「神学館」)にも、
入る機会がありませんでした。
次の機会には、立ち寄ってみたい気がします。
(以下、参考として当ブログの記事を紹介します)
今回の会場だった「良心館」は、
ごく新しい建物で、
私の学生時代にはありませんでした。
時代の流れを感じます。
上写真の左側は、コロナ禍の以前の時代に、
何回かこの「神学協議会」の会場とした「寒梅館」。
2年後はここで行うのでしょうか。
良心館の窓から見た寒梅館。
こんな眺めは初めて見ました。
私の学生時代にはなかった眺め。
良心館の新しい建物。きれいな窓。階段。
私が経験したことがない空間が、
ここに広がっていました。
大学に来るということ。
それは、ただなつかしいというだけではなくて、
やっぱり、何か新しいものが見たいんだな!
そして、何かの、新しい階段を上がってみたい。
………そんなことを思いました。
コロナ禍で5年ぶりとなった、
「全国同信伝道会 神学協議会」。
久しぶりの開催に尽力された皆様、
参加された皆様、お祈り下さった皆様、
どなたも、ありがとうございました。