京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<日本基督教団総会(第41回)を訪れて>(2018)

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 ── 日本基督教団 
     第41回 総会を訪れて──
 
2018年 10月23日(火)〜25日(木)
   於 ホテル・メトロポリタン
(東京池袋)
 
 2年に1度行われる教団総会です。
 筆者は3度目の出席となりました。
 
(注)「基督」は「キリスト」と読みます。
 ふだん使う「日本キリスト教団」という表記は、通称としての公式表記です。
 
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初日の空は雨模様でした。
 
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雨のなかを会場へ急ぎます。
 


(以下、参考)
 

 



 
このほかにも、京北教会ブログの一環として、
様々な教会などを訪れた「あちこち訪問記」のアドレスは、
以下です。よろしければご覧ください。
 


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筆者は、心の余裕を持って教団総会に参加するために、
自費で前泊しました。上は京都の地下鉄北山駅で。
着替えやら書類やら詰めたバッグ二つを持って出発です。
 
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当日、なぜか道に迷って時間ギリギリに到着しました。
受付のラッシュ時間を過ぎていました。
 
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広い会場を借り切っての教団総会です。
 
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開会礼拝の前に、教団議長が短い挨拶と報告を行いました。
 
教団総会議員の総数は400名。
傍聴人や事務スタッフなどを入れると、450名以上でしょう。
すごい人数です。
 
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開会礼拝が始まりました。
みんなで讃美歌を歌います。
400名以上の、大きな歌声が会場に響きました。

礼拝での詩編交読で、
「あなたの慈しみに生きる人は皆
あなたをみいだしうる間にあなたに祈ります。」
(詩編32編6節)
……この言葉が心に残りました。
 
 
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開会礼拝が終わり、議事開始の準備のため小休止。
 
その間、ロビーのコーヒーサービスに列ができます。
ロビーは、全国から来た方々の交流の場ともなります。
 
 
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出店もいくつか開店します。
ここでは、東日本大震災復興支援の製品を販売します。
鯖缶、わかめなど海産物の美味しい加工品の販売。
3日目には完売近い様子でした。
石巻栄光教会と「シャロームいしのまき」の方々、お疲れ様でした。
 
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キリスト教書店による書籍販売もあります。
 
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筆者が総会中に購入した品々。
主に石巻の特産品です。
 
写真の右上の品は、震災とは関係なく、
別のコーナーで扱われていた、
西東京教区の「立川からしだね伝道所」の、
会堂建築支援の販売品の「ふろしき」です。
以下のアドレスをクリックすると、
同伝道所のホームページが開きます。
西東京教区の新規伝道の働きに、
主の守りと導きを祈ります。
 
 
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議事が始まりました。
議長報告、総幹事報告、などなど2年間の報告が続きます。
 
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総会の資料、当日の礼拝式次第などのガイドブック、名札。
 
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夕方になり、午後の議事を終えたあと、
来賓としてお招きした、海外など様々な教会・団体からの、
ご挨拶をいただきます。
壇上にたくさんの方々が並んで座られました。
 
遠方からお越しいただき、ありがとうございました。
世界の様々な教会とつながっていることは、
視野を広げ、人の心をあたたかくすることだと思います。
 
台湾の教会から、木の十字架の置物の、記念贈呈がありました。
筆者は座席が最後部なので写真はとれませんでしたが、
ありがとうございました。
 
 
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夕食休憩の時間となり、会場がからっぽになりました。
 
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会場を出て、池袋駅周辺の店を各自探すか、
何か買ってきて休憩室で食べるか、です。
 
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筆者は、買ってきた食べ物を、この休憩室で食べました。
コンビニで買ったプチトマト、サラダ、おにぎり、バナナ。
健康的な食事をしたいものです。こういうときでも。
 
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休憩室には、東北教区が、東日本大震災のあと、
ずっと続けている様々な地域支援の、
活動報告のパネルが展示されています。
東北の皆様、また全国からのボランティアの皆様に、
感謝の気持ちになります。
 
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総会1日目が20:30に終了しました。
このあと、財務審査委員会、報告審査委員会、教区記録審査委員会が、
夜遅くまで審査の仕事をします。
筆者は報告審査委員。3回目となりました。
もう今回でおしまい、のつもりです。
 
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ホテル・メトロポリタンの客室。
この部屋にいる時間はごく少ないですが、
二晩、安眠できて良かったです。
 
 
夜、報告審査委員会を終えて部屋に戻ってきて、
持ってきた聖書を開くと、以下の言葉が目にとまりました。
 
「それは、彼にあって、
 二つのものをひとりの新しい人に造りかえて平和を来たらせ、
 十字架によって、二つのものを一つのからだとして神と和解させ、
 敵意を十字架にかけて滅ぼしてしまったのである。」
 
                エペソ人への手紙 2章 15〜16節
 
 
 
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客室から見た、夜の池袋。
では、おやすみなさい。
 
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総会2日目の朝。
 
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もうすぐ、たくさんの議員が来られます。
 
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総会2日目、8:30から逝去者記念礼拝。
この2年間に逝去された教師を覚えて、
主への感謝を献げました。
 
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議事再開。
報告に対して、様々な質問が出ます。
質問者は挙手して議長から指名されたのち、
マイクの場所まで出て質問します。
 
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11:30、昼食休憩に入りました。
 
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総会中、事務局による速報が3回配布されました。
短い時間に、開会礼拝の説教要旨や選挙結果など、
よくまとめてくださり、すごいなあと思います。
 
13:15、2日目午後の議事に入ります。
最初に、大阪北部地震西日本豪雨災害、台風21・24号、
北海道胆振地震、これら各地・各教会の被災状況、
救援・復興支援の各教区の取組が詳しく報告されました。
 
その次は、インドネシアの教会との宣教協約の締結式です。
たくさんの関係者の方々が来られました。
 
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上写真は、日本に現在4教会がある、
インドネシアの「ミナハサ福音キリスト教会」と日本基督教団の、
協約締結式の調印時。
みんなで拍手しました。
 
東日本大震災時の地域での教会の助け合いや、
インドネシアから日本に来られた方々との交流のなか、
関東教区が主に交流を持ち、
同教会と、協約締結に至りました。
感謝です。皆様の労苦に主のねぎらいがありますように。
これから、日本とインドネシアで協力して宣教しましょう。
 
 
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休憩後、議事再開。
夕方には、議事を中断して協議会を行いました。
教団の機構改革について、たくさんの方々が、
発言をされました。
これからの議論に活きてくるでしょう。
 
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2日目午後の議事は17:30終了。
このあとは自由時間です。
「全国信徒会」交流会や、人権運動に取り組む方々の劇などが、
それぞれ行われ、自由に出席できます。
 
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部落差別をテーマにした、青年たちの劇。
これを見に集まった総会議員たちは約130名。
台本を持っての朗読劇です。
青年たちのユーモアと優しさ、楽しさに、
いやされる思いで見させていただきました。感謝。
 
 
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2日目夜、筆者は報告審査委員会に出席しました。
(20:45〜22:00)
作業を済ませて、ほっとしました。
委員長と書記は、このあとも報告をまとめなくてなりません。
お疲れ様です。そして、委員の皆様、ありがとうございました。
 
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総会3日目の朝。
 
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ホテル・メトロポリタンの朝食バイキング。
どれも美味しくいただきました。
(上の写真全体で筆者1人分)
 
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総会3日目の8:30から聖餐礼拝。
みんなの讃美歌が響きます。
 
そして議事再開。
たくさんの議事をどんどん採決して、進めていきます。
 
 
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そして昼食休憩。
 
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休憩室では、プロジェクターで、
「リフォユース500」の動画記録がいつも上映されています。
 
「リフォユース500」とは、
2018年が「宗教改革から500年」であることを記念して、
青年層を中心に行われた、
日本基督教団による記念行事です。

「リフォ」とは、宗教改革(「リフォメーション」)の略で、
「ユース」は青年層を指します。
 
超教派の青年集会も行われ、
青年たちが、記念の礼拝をみんなで作っていく様子など、
有意義に行われた様子が伝わってきました。
皆様のお気持ちとお働きに感謝です。
 
 
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議事再開。
様々な質問が続きます。
たくさんの議案をどんどん扱っていきます。
 
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15:15、今総会で最後の議事の採決。可決しました。
そして教団総会を終了宣言。
二泊三日の総会が、こうして終わりました。

どなたも、ご奉仕をありがとうございました。
すべての議員、総会スタッフ、傍聴者、
ボランティアなどの方々、
みなさま、ありがとうございました。
お疲れに、天来のねぎらいをお祈りいたします。
 
 
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夕刻、会場をあとにしました。
 
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教団総会出席の議員たちが次々帰られるなか、
JR池袋駅への通路がわからず、うろうろしていた筆者に、
見知らぬ方が親切に「こちらですよ」と笑顔で教えてくれました。
 
「どらちからいらしたんですか」
「京都からです」
そんな会話を短くかわしました。
 
お互い見知らぬ間柄でも、なんとなく、
「この人は教団総会に出ていたんだな」とわかります。
 
その方に、御礼いたします。
ありがとうございました。
 
 
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ずっと会議場にいることが多かった三日間。
それでも、久しぶりの方との出会いなど、
楽しいことがありました。
心躍らせる場面も、ありました。
 
帰りの新幹線に乗る前、屋根の隙間から、
わずかに見える夕焼けに目をやりながら、
ぼんやりと、未来を思いました。
 
 
 
 
 
 
「あらしの日 なみたける湖(うみ)で
弟子たちをさとされた ちからのみことばを
わたしにも 聞かせてください」
 
讃美歌21-57番 4番歌詞
(1日目の開会礼拝での讃美歌)
 
 
「あなたの未来には希望がある、と主は言われる。」
 
エレミヤ書 31章17節
(3日目の聖餐礼拝での聖書箇所)