京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<初代の教会リード・オルガン>(1916年or17年製造のヤマハのオルガン)


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 礼拝堂に活けていただいた花。
 小さな赤い花が、窓からの朝の光の中で、清楚にたたずんでいる。
 教会員が自宅の庭から持ってきて活けてくださった。
 ありがとうございます。



 2011年 10月9日(日)京北教会 聖日礼拝

 聖書 使徒言行録 17章 22~34節
 説教 「先にお選びになった」
 讃美歌21 206「七日の旅路」
       503「光にいます主」
       403「聞けよ、愛と真理の」
 出席 23名

 礼拝後 ・こころで歌おう~新旧讃美歌一曲
        讃美歌21 419「さあ、共に生きよう」

     ・お茶
     ・10月定例役員会


 
 今日は二人の方が、新しく礼拝に来られました。
 うれしく思います。
 どうぞまたいらしてください。



 今日の午後、定例の役員会を開きました。いつもは毎月第1日曜にしていますが、今月は日程の関係で第2日曜に行うことにしました。

 役員会で、オルガンのことについて話し合いました。
 京北教会が戦前の京南教会時代から(おそらく会堂建築時の1924年から)礼拝のために使ってきて、1982年に新しい現在のオルガンに交代して、現在は使用しないまま(故障したまま修理せず)に事務室に置きっぱなしにしている、古いリードオルガンの今後の処遇について、話し合いました。

 (写真はオルガンを事務室から、引っ張り出して集会室に置いたもの)

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 結論として、仮にかなりの費用をかけて修理をしたとしても、今後教会で使用する可能性に乏しいということから、ある楽器店からの申し出(無償で引き取り修理して、店で商品として新規に販売したい)があったことを受けて、そのようにする方向で検討することにしました。

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 ただし、個人などで引き取りたい、直して使いたいという方が出てこられたら、譲渡することも考慮します。

 10月16日(日)は、京北教会では「永眠者記念礼拝」(すでに亡くなられた、教会関係またはその親族関係の方などを追悼し、その歩みを想って神様に感謝する礼拝)を行います。その礼拝後に、皆さんに見ていただこうと考えて集会室に引っ張り出してきました。

 
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 メイド・イン・ジャパン、そして浜松の文字。
 オルガンのストップ(栓)は9個。同時期のオルガンの多くは7個なので、通常よりも複雑な、そしてオルガンとしての機能の高い品。

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 オルガンの鍵盤の上にあたる部分には、たくさんのシール(?)のようなものがきれいに貼ってあり、このオルガンについて示しています。これらは適当にあとから貼られたものではなく、オルガンの品質を保証するものとして最初から貼られていたものでしょう。

 内容は、各種の品評会などでオルガンが評価されたことを示すマークであろうと思われます。シールに印された文字には明治32年とか39年とか、記念博覧会とか、名誉とか、そのような言葉が並んでいます。当時のヤマハがそれまでに受けてきた賞、またそれを受けた年号を表したシールを作り、それをいくつもいくつも重ね張りにして、品質保証として製品に付けていたのではないでしょうか。当時のヤマハの自信と誇りが感じられます

 そして、このオルガンを使い始めたときの、京南教会の人々、またその中のオルガン奏楽者の心意気のようなものが、伝わってくる気がします。

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 一台ごとに手作りのオルガン。木彫りが為されています。

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 現在も、ペダルを踏めば音は出るし、各鍵盤からも音色が出ます。けれども、ある一つの鍵盤(高いB)が下がりっぱなしで、その音が常に鳴り続けてしまっています。またペダルを足で踏むと、ダン、ガタン、ドタン、ドタドタ、とすごい音がします。これらはおそらく修理すれば直るのでしょう。

 役員会ではいろいろな観点から話し合いました。そして、歴代の奏楽者の方には、このオルガンをどこかに譲渡するならば、そのことを知らせて、奏楽をしてきていただいたことへの感謝をあらためて思い起こしたことを伝え、また教会では、永眠者記念礼拝にあわせてこのオルガンを礼拝後に見ていただくことを決めました。



 
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 教会庭のいちぢくの木が、昨年に虫にくわれて完全に廃木となりました。上の写真の手前の枯れた木がそれです。長く、毎年たくさんの実を成らせる素敵な木でしたが、虫にやられて枯れるのは、あっという間のことでした。いつのまにか年を重ねて弱ってきて、虫に耐えられなくなっていたのかと思います。

 枯れた木を切り倒して、株の根っこの部分は今後、業者に依頼して撤去する予定です。その切り株の近くから、別の花が出てきました。廃木を栄養として出てきたのでしょうか。

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 枯れたもの、用の済んだもの、使わなくなったもの…。
 それらを通して、生まれてくるものもあります。

 1924年からだとすると、58年間も、京南・京北教会の礼拝を支えてくれた大切なリードオルガンは、たくさんの人たちの想いを載せて鳴ってくれていたはずです。そして、奏楽者の方達は特に、気持ちを注いで、このオルガンに向かい合ってきたはずです。

 それらの想いは、いま礼拝堂で使っている、このオルガンにも引き継がれています。

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 「これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。」
                     使徒言行録 17章27節

                    (今日の礼拝の聖書の箇所)