京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<ゴスペルハウス・カフェ(京都)を訪れて>(2012)

 

ゴスペルハウス・カフェ(京都)を

訪れて  

 
2012年7月5日(木) 

(注・ゴスペルハウス・カフェ(京都)は、2022年12月に建物増築を行い、
広く大きくなりました。以下の記事は2012年なので、建物の外観が違っています。
1階内部の喫茶に用いている部屋は、基本的に変わっていません)
 
 
イメージ 12  
 
 さて、ここはどこでしょう。
 
  
 
 2012年7月15日(木)、雨の日のなか、
 何人かでゴスペルハウスを訪れました。
 
イメージ 1
 通りから入って、長い道が入り口へと続いています。
 外からは中の建物は見えません。
 
イメージ 16
地図は京都教区HPから。ご提供に感謝!
 

このほかにも、京北教会ブログの一環として、
京北教会牧師が様々な教会などを訪れた記録の、
「あちこち訪問記」のアドレスは、以下です。
よろしければ画面上で、下記アドレスをクリックしてご覧ください。

http://kyohhokuchurch.aikotoba.jp/houmon.htm

                                                                         

今回のブログへの写真記事掲載にあたり、ゴスペルハウス教会の牧師から、
快くご了解をいただきました。感謝申し上げます。
                                      

 

ここは喫茶店「ゴスペルハウス・カフェ」。
  日曜日には教会として礼拝をしています。
 
イメージ 15
 ゴスペルハウスは、
 京都市北区大宮南田尻町にあります。 
 駐車スペースは、上の写真のように、
 教会敷地の入り口から始まる、この「道」の部分に、
 タテに並んで数台分を停めることができます。
 
 詳細は、ゴスペルハウス・カフェの、
 ホームページをご覧下さい。
 
(注記)
 ゴスペルハウスの、場所については、
 このブログの上記地図、
 またはグーグルマップの地図も、ご参照ください。
 
 鴨川(賀茂川)に架かる、
 「御薗橋」(みそのばし)を西に渡って、
 何本かの道が交差している所が「西詰交差点」です。
 そこから御薗橋通を進み、
「西へ三つめのカド」(オーツカ薬局が目印)を、
 右折して少し進むと、
 道路右側にゴスペルハウスの入口が見えます。
 その入口から入る道の部分が、駐車場を兼ねています。
 
 ここ以外にも、他の都道府県に、
 ゴスペルハウスという名称を付けた教会が、
 いくつかありますが、それらとの関係はありません。
 ここは、教会としては、
 日本キリスト教団に属しています。
 
 
イメージ 2
 
 ゴスペルハウス=福音の家=教会ってことですね。
 
 福音とは「良き知らせ」のこと。
 「神の国は近づいた。」(マルコによる福音書1:15)
 これが良き知らせです。
 
 それは、一人ひとりの、人へと、神様の側から、
 神様の恵みが充ち満ちた場所が、
 与えられるということです。
 
 その中に生きることは、
 世から逃避することではなくて、
 世にいながら、神の国の恵みにあずかることです。
 
 神の国とは、私たちの生きている世界よりも、
 ずっと大きな空間と言えばいいでしょうか。
 
 物理的な意味の大きさではなくて、
 愛の大きさという意味において。
 
 イエス・キリストはその「良き知らせ」を、
 ご自分の生涯をもって伝えられました。
 そのことをどう理解するかは、
 1人ひとりの自由です。
 
 きっと、1人ひとりの生活に、ぴったりと合う形での、
 ひとつの、共に生きる、神の国があるのです。
 
 人生の長い道を歩き続けながら、
 そう信じることができたならば、
 それは、きっと幸いなことに違いありません。
 
イメージ 3

 長い道。
 通りの入り口から、建物位置までが遠い、
 入り組んだ土地の形になっています。
 
 これは、一般には、教会の土地物件として、
 不利と思われる土地ですが、
 逆にそれを活用して、この土地を、
 「道」としてきれいに整備しています。
 
 「神社や仏閣では、
  参拝まで長い道を歩くように造られています。
  道を歩きながら、いろいろなことを考えるので、
  道が大事なのです。
  教会でもそのようにしたら、と考えたのです。」
 
 …との主旨のことを、
 ゴスペルハウスの牧師がおっしゃっていました。
 
 なるほど。
 不利に思えることも、考え直すと、
 良いものに変わります。
 
 イメージ 8

 そうやって、少し歩くと、建物に到着です。
 
 
 木を活かした、爽やかな玄関。
 ここがカフェの入り口であり、
 日曜日の礼拝などのときには、
 教会の入り口でもあります。
 
 さて、玄関で靴をスリッパに履き替えて、
 建物の中に入ると…
 
イメージ 4

火曜と水曜の2日間、カフェを開業しています。
 (昔は週3日営業でしたが、
教会が多忙になり週2日になったそうです)
 昨日は地域から8人のお客さんがあったとのこと。
地域の方がよくコーヒーを飲みに来てくださる。
 
カフェ:火、水 12:00~17:00
 
ここに記したのは2012年の情報です。時間帯の変更や、臨時休業もありますので、必ず直近のホームページまたは店への直接の電話で、営業日や開店時間をご確認ください。
 
 
イメージ 5

 元来は日本家屋だったところを購入したので、
窓の外は日本庭園。

池、それに石の橋や灯籠もあります。
 
 
イメージ 6

上写真は、金度亨(きむ・どひょん)牧師。
ゴスペルハウスのスタッフです。

コーヒー・マイスターの資格を取っておられます。
コーヒー機材はプロ用の本物。
 
 
イメージ 7
 
 美味しいコーヒーをいただきました。
 韓国伝統茶は、また今度いただきます。
     ALL300円とは安いですね~。
 
 コーヒーやお茶をいただきながら、金牧師から、
 ゴスペルハウス(教会、カフェ)の、
 日常のことなどを聴きました。
 
イメージ 9

 金牧師は、
 韓国メソジスト教会から派遣された、
 宣教師であると同時に、
 関西学院大学神学部で勉強され、
 日本キリスト教団の牧師資格を得たのちに、
 日本キリスト教団平安教会の担任教師として、
 2002年から6年間働いた後、
 2009年から、この場所において、
 「三つのC」(チャーチ、カフェ、カルチャー)を、
 理念に掲げて、
6月に、念願の、
 「ゴスペルハウス・カフェ」を開業しました。
 
 このカフェは、
 教会のバザーのような一時的な形ではなく、
 各種届出も済ませての恒常的な「開業」です。
 周囲の商店街とも協力しておられます。
 (カフェの利益は教会の運営のためではなく、
 フェアトレードなど社会奉仕に全額用いるそうです)
 
 
 
 何年も何年もかけて、派遣してくれた韓国の教会、
 また日本の教会からの様々な支援を受けつつ、
 祈りながら、ここまでの様々な準備を続けてきました。
 地域の方たちも暖かく受け入れてくださいました。
 
 土地建物のことや、自分と家族の生活のことなど、
 困難が続くなかで、問題が一つひとつ、
 神様の導きによって山を越えていかれたとのことです。
 
 経済的に大変なこともあり、
 建物の内外のあちこちを金牧師が自ら整備しました。
 
イメージ 14
 
 上は、牧師が全て「手作り」した、
 木製の多目的ミニハウス。
 
 聖書研究会や文化講習会など、
 何にでも使えるとのこと。

 外から見るよりもミニハウスの中は広いです。
 丸テーブルを囲んで何人も入れるように出来ています。
 
 Church、Cafeに続く、「三つのC」の3番目は、
 Culture(文化)。

 金牧師や関係者が講師を務めて、
 カフェの他に、韓国語や、手芸教室などの、
 様々な文化講座を開いておられます。
 
 
 
イメージ 10

 建物や内装など、全体にわたって、
 韓国の教会の牧師・信徒の方々、また、
 日本キリスト教団平安教会などの日本の教会から、
 様々な奉仕や協力をいただいて、
 だんだんと整備していったそうです。
 

 
イメージ 11
 
金牧師、そしてゴスペルハウスの皆様、
このブログへの写真掲載の了解も含めて、
いろいろと、本当に、ありがとうございました。
 
 
 
イメージ 13
 
神様の導きと、
隣人との良き交わりを、
イエス・キリストの名によって、
祈ります。
 
三つのCの上に。
 
─Church,Cafe,Culture─
 
 
 
 
 
 
…………………………………………………………………………………………

以下、参考。本ブログ内での別記事です。
 

……………………………………………………………………………………………………………………
 
(以下、追記)
 

f:id:kyohhokukyohhokukyohhoku:20211203100642j:plain

 ゴスペルハウス教会のキム・ドヒョン牧師から、
 同教会特製のドリップコーヒーセットのプレゼントをいただきました!
 とっても素敵なイラストが描かれています。ありがとうございます! 

 イラストレーターの柏木牧子さんが、聖書の場面を題材に描かれたイラストが、
 デザインに使われています。それぞれ絵が違う5種類です。
 もちろん、コーヒーの味も、ゴスペルハウス特製の焙煎で素晴らしいです!
 
 上の写真ではよくわかりませんが、実物のイラストは本当に素敵で、
 プレゼントに最適です。カフェに行かれる方は、どうぞ実物を御覧ください!
 
 (以上、2021年12月追記)