日本キリスト教団
賀茂教会を訪れて2022
2022年6月26日(日)14:00
藤浪敦子牧師 就任式
★本ブログの写真記事掲載にあたり、藤浪敦子牧師とマクリン幼稚園の松本園長にブログ内容を御覧いただき、掲載の許可を快くいただきました。感謝申し上げます。
マクリン幼稚園のホールをお借りして就任式が行われました。
〒606-0816 京都府京都市左京区下鴨松ノ木町64
T. 075-701-2931 F. 075-701-2172
創立：1938年2月6日
主任担任教師：藤浪 敦子（ふじなみ あつこ）
礼拝：毎日曜日10時15分から
上記の教会データは京都教区HPからの引用で、2022年7月1日現在です。
京都教区からのご提供に感謝します。
なお、電車の場合は、京都市営地下鉄烏丸線「北大路」駅下車で徒歩となります。
自転車の場合は、園の敷地内に停めることが可能です。
賀茂教会は、1927年に、同志社教会の下鴨集会として、
同志社教会員や学生を中心にマクリン幼稚園で礼拝を行ったのが、始まりです。
当時の同志社中学、末光信三(すえみつ・のぶぞう)校長が信徒として指導し、
同志社の学生の集まりであるヨセフ会が中心となって伝道所を作り、
1938年に「賀茂教会」として独立し、日本組合基督教会に所属しました。
1941年に日本基督教団が結成され、末光信徒は1944年に按手を受けて牧師となり、
1971年の逝去まで、長きに渡って賀茂教会を育み、皆様と共に歩まれました。
その後、野本眞也牧師が代務者になられ、さらに主任担任教師になられ、
全体で50年間、賀茂教会を育み、皆様と共に歩まれて、2021年にご逝去されました。
その後は関谷直人牧師が代務者として、担任教師の木谷佳楠牧師と共に支えた後、
この度、藤浪敦子牧師を招聘されました。
ごくごく大雑把に要約すると、そのような歴史を持っている教会です。
(以上、賀茂教会創立40年史(1978)｢信･望･愛｣を参考にして、文責･今井牧夫)
学校法人マクリン幼稚園の西側から見た全景。
園舎の南側の正門の外から見た様子。大きな木はメタセコイアです。
就任式の案内。
上写真の左上にある、入口から入って、広い園庭を歩きます。
広い敷地に園舎が建てられています。
園舎。手前の、木製の小屋部分とは建物の2階でつながっています。
木製小屋からつながる2階には、子どもたちが手足を洗える場所があるそうです。
大きな園舎。在園児は120名程度と聞きました。
園舎の広い入口から入ります。
受付の方、ご用意をありがとうございます。
園舎のホールを礼拝にお借りしています。(創立前、1927年の最初の礼拝より)
普段は保育のためのホールに、日曜には、2階に上がる階段の前に講壇が置かれ、
講壇の横に昔からのリード・オルガンが出されます。
会衆は光が差し込む方向に向かって礼拝する形になります。
これは、会衆席の一つ一つの前に置かれた、置き台としての、園児用の小さな椅子。
聖書・讃美歌や手荷物を置くことができます。これが役に立ちました。
子どもたちの小さな椅子がこんな役目を果たします。何と可愛らしい工夫！
手前のロープは、園の行事で幕を張るためなどに使われるそうです。
天上からの光がとても明るく、光が燦々と降り注ぐ、素晴らしい礼拝場所です。
階段。1階と2階が吹き抜けで、どの保育室の様子も下から分かります。
講壇と花。向日葵が映えています。
今日、この日のために活けられた花。
本日の就任式にあたって、お祝いのハガキや電報が多く届き、置かれていました。
列席者から届けられたお菓子もありました。皆様、ありがとうございます。
新任牧師の出身校からのお祝いの花。
そうして準備がなされ、14:00から約50分間、就任式の礼拝を行いました。
筆者は司式者を務めたので、式中の写真はありません。
以下に当日の式次第を、感謝して掲載させていただきます。
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2022年6月26日(日)14:00
賀茂教会 藤浪敦子牧師 就任式
式 次 第
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前奏 |
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讃美歌 |
二編 １（１−３節） |
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聖書 |
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祈祷 |
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招聘の経緯 |
招聘委員長 |
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牧師の約束 |
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教会員の約束 |
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式辞 |
京都教区総会議長 今井牧夫 牧師 |
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祈祷 |
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就任の言葉 |
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藤浪敦子 牧師 |
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讃美歌 |
２１−５１６（１−４節） |
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祝祷 |
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藤浪敦子 牧師 |
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後奏 |
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感謝と懇談のとき 〜会場とZOOMをつないで〜
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聖 書
わたしは良い羊飼いである｡わたしは自分の羊を知っており､羊もわたしを知っている｡それは､父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである｡わたしは羊のために命を捨てる｡
(2) フィリピの信徒への手紙 1章 3〜6節
わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。
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牧師の約束
問：藤浪敦子さん、あなたは賀茂教会の招聘を受けて、今ここで神と会衆の前に立ちました。お尋ねします。あなたは賀茂教会への招聘を主の御心と信じて教会の一員となり、教会によって立てられた牧者・伝道者として、主にゆるされて歩むことを約束しますか。
答：わたしは、神と教会の前で約束いたします。
教会員の約束
問：賀茂教会の皆さん、あなたがたが招聘した藤浪敦子牧師は、今ここに神と会衆との前で約束をしました。そこであらためて皆さんにお尋ねします。主が遣わされたこの牧師を、あなたがたは感謝と喜びをもって受け入れ、互いに支え合い､励まし合い､共に歩むことを約束しますか。
答：わたしたちは、神と教会の前で約束いたします。
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式の終了後、オンライン(Zoom)を併用して、交わりの会が持たれました。
上の写真の中央後方に、スクリーンが置かれ、Zoom画面が大きく表示されました。
会場外からたくさんの方々がZoomで参加されました。
約30分、会場内とZoomでのスピーチをいただき、交わりのときを終了。
閉会祈祷を、近隣にある京都葵教会の牧師が行いました。
賀茂教会は教会学校がないので、教会につながる子どもたちは、
京都葵教会の教会学校に日常的に参加することもあるとのこと。
良い交わりですね〜。感心しました。
最後に皆さんで記念撮影をしました。
会場をみんなで片付けて、セルフタイマーで撮影。
担当の方、ご奉仕をありがとうございます。
この日、賀茂教会のみなさまが、協力して様々な準備をされ、
就任式の礼拝も、礼拝後の交わりのときも、後片付けも、
滞りなく、楽しく有意義に行われました。
みなさまのご奉仕に心から感謝をいたします。
筆者も司式者としてご奉仕させていただいたことを、
光栄に思い、うれしく、感謝します。
「賀茂教会」に来たのは、私はこれが初めてでした！
教区・地区の郵便物を届けに、ポストの前までは何度も来ましたが、
園の中に入らせていただき、共に礼拝にあずかったのはこれが初めてです。
司式者としてお招きいただいたことを、心から感謝申し上げます。
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(参考) 以前の旧園舎での様子が、京都教区HPにありましたので、
以下に、参考として転載させていただきます。京都教区に感謝します。
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牧師就任式が終わり、みんなで片付けを終えられて、
私も様々な方々との立ち話も終えて、
外に出ると、大きなメタセコイアの木が、
暑い夏の陽射しの中に、すっくと立っていました。
この大木のまわりは、子どもたちが遊べるように、美しく整えられていました。
大木だけでなく、小さな花畑もありました。
大きな木の下で、様々な世代の人たちが、共に歩んでいます。
その様子に思いをはせながら、会場をあとにしました。
私たちは、空の向こうにあるものが何かわからなくても、
「天の神様」と祈ることができます。
だから、私たちの将来が何であるかわからなくても、希望を持つことができます。
世界の戦争、コロナ問題、自分自身のこと、などなど、悩みは尽きなくても、
今日も私たちは、礼拝をしました。
オンラインでも対面でも個人でもいいから、まず礼拝をして、
そこで、神様の言葉（聖書の言葉や、沈黙の中で聞き取る言葉）に耳を傾けてから、
その次のことを考える、そうした生活ができますようにと願います。
この時期、梅雨明けを迎えると同時に、猛暑が始まりました。
暑い陽射しが続きます。
どなたも、ご健康が守られますように。
賀茂教会の皆様、新任の牧師とそのご家族に、就任式を祝福して、
天来の守りと導きをお祈りいたします。
聖 書 フィリピの信徒への手紙 1章 3〜6節
「わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。」
賀茂教会創立40年記念誌(1978）「信・望・愛」に収められた、
野本眞也牧師(1971〜2021代務者･主任担任教師)の説教で選ばれた聖書箇所。
