京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<ご紹介──ふだんのバザールカフェを訪れて>(2020更新)

 
 
 

 
本ブログを御覧になられる皆様へ
 
以下の今回ブログは、バザールカフェの概要を記したものですが、
内容的には、別の上記のブログのほうが、
コロナ禍の様子など、バザールカフェの最新の様子も含めて、
歴史なども、より詳しくまとめて記しています。
よろしければ、上記ブログも御覧ください。
 
 
                                       
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─ふだんのバザールカフェを訪れて─
  

京都市の烏丸今出川から少し北、
同志社大学西門のすぐ近くに、
「バザールカフェ」という名のユニークな喫茶店が、
「クラッパードイン」という名の、
歴史的な建物で営業しています。

(英語表記は Bazaar Cafe または Bazaar Cafè)

1998年に、様々なボランティアの方々により、
創設された店です。
 
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2019年4月から、それまでの週4日から増やして、
週5日(火〜土)の営業を始めました。
開店時間帯は11:30〜17:00。
 
それと、2018年から、水曜日だけ20:30まで延長して、
別メニューで「夜カフェ」を開店しています。
 
 
                                       

ただし、貸切のため一般営業休止の日や、
イベント開催、会場貸出などのために、
開店時間帯が変更されるときも、ちょくちょくあります。

ですから、来られるときは、開店日時を、
必ず(!) Facebookなどでご確認なさってください!
 
バザールカフェのFacebookアドレスは以下です。
https://www.facebook.com/kyotobazaarcafe/
 
 
                                        
 
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上記のように、バザールカフェは、通常のカフェ営業以外にも、
「貸切」や「イベント会場貸出」など多目的な場の運営をしています。
 
折々のイベントなどは直接、店にお尋ねください。
 また、貸切、会場貸出などのご相談も、いつでもご遠慮なくどうぞ。
その際の食事メニューなども含めて、丁寧にスタッフが相談に乗ります。
 
                                                                                
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<このブログ記事は、2012年初出記事に、時々の追記・写真増補をしたものです。
 掲載を了解いただいたバザールカフェ関係者の皆様に感謝いたします。>
                                        
                                        
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バザールカフェの場所は、
 京都市の「烏丸(からすま)今出川」交差点から、
 烏丸通りの西側を北に歩いて、
一本目のカドを左折して、少し進んだ所にあります。
 
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(地図は(C)GoogleMap)
 
バザールカフェの敷地に、
自転車を停めるスペースはありますが、
自動車を停めることはできません。
(近くにコインパーキングがいくつもあります)
 
 店の場所など、詳しくは、下記の発信をご覧ください。
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バザールカフェ ホームページ


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上写真の通り、大きな看板など宣伝を出していないので、
店の前に来るまで、ここが店だと、わからない感じです。
 
 店の存在が、ご近所に迷惑とならないように、
派手にならぬようにしているのでしょうね。
 
近隣地域の皆様のご理解あってのバザールカフェです。
地域の皆様に感謝いたします。  
 
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 店の門のところに、小さな看板を出しています。

 
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   バザールカフェの店がある「建物」の名前は、
「クラッパードイン」といいます。

 その名は、ここが元々は、
「宣教師の住居」だったことに由来しています。
 ここは、アメリカの教会が、来日する宣教師のために、
京都に建てた建物であり、 
 かつてここに住んでいた、
3人の宣教師の名前をつないだ造語・愛称が、
 「クラッパードイン」なのです。
 (クラップさん、ヒバードさん、グインさんの、
3人の名を合わせた愛称)
 
   この建物は、築90年程度と推定されており、
 建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによる建築です。

 (追記:ネット上の情報に散見される、
 クラッパードインが、かつて、同志社大学の宣教師、
 B.F.シャイブリーの住宅であったとの情報は、
 おそらく間違いであると、現在では推測されています) 
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2010年、建物「クラッパードイン」の、
「京都の近代建築を考える会」による、
「第7回市民が選ぶ文化財」選出(2010年)の評価を、
以下に紹介します。 
「京都の近代建築を考える会」HP
「バザールカフェ」クラッパードイン
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 クラッパードインの土地・建物は、2018年度現在、
 アメリカの宣教団体CGMBが所有して、
 日本キリスト教団京都教区に貸与しています。
 
 CGMBとは、Common Global Ministries Board
アメリカ合同教会とディサイプルズの共同世界宣教局)のことです。
 
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 そして……現在、
 「クラッパードイン」の建物と庭を用いて、

 現在、市民有志と日本キリスト教団京都教区が、
 協働で運営している喫茶店が「バザールカフェ」です。
 
 バザールカフェは、社会的少数者の立場を大切にする、
 コミュニティ・カフェです。
 滞日外国人の方々との交流や、就労支援も行いながら、
 国際色豊かな食事メニューを提供しています。 
 
 市民有志と日本キリスト教団京都教区の、
 協働による運営のもと、
 多くのボランティアによって支えられています。
 
 通常は週5日(火~土)営業。(注・2019年4月現在)
 夏・冬・春に休業期間があり、また、貸切などの予定変更があるので、
 行かれる方は、事前にホームページ(Facebookなど)でお調べ願います。
 
 
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門から入って、長い木板で造った道を通って、
建物の裏に回って入ります。
 
 
(注・2021年初頭に、屋外の木製廊下・テラスなどを前面改修しました。
ここに掲載する写真・文章は、それ以前のものです)
 
 
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手作りの、板の回廊を通っていった先に、庭、テラス、
そして店の入口があります。
  
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         広い庭があり、テラスでも店内でも食事できます。
 
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          このテラスから店内に入ります。
 
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 イス、テーブルはすべて芸術家のボランティアによる手作りです。
 ほかにも、店内の様々な意匠など、たくさんの方々のご協力で、
 店の物品が整えられています。
 
 店の創設当時、この店の造形に携わった、
 様々な京都の芸術家の方々、ありがとうございます。
 心から感謝です。
 
(追記)バザールカフェの創設時にボランティアで関わった、
京都のアーティストの方々の働きを知ることができる、
ネット上の文章(対談)をご紹介します。(2000年)
以下のアドレスをクリックすると読むことができます。
(元々の文字が小さいので、画面上で拡大してお読みください)
こうした様々なボランティアの方々に感謝いたします。
 
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          店内は、落ち着いたゆったりとした空間です。
          元はリビングとダイニングの、ふた部屋でした。
          それを間の壁を取って改装したものです。

          席は全部で、屋内28席、屋外15席あります。
          お昼の混んでる時間帯でも、きっと座れます!
          どうぞいらしてください!

 
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        毎日、日替わりのランチその他のメニューがあります。
        タイ、フィリピン、韓国、ブラジルなど、
        ここで働く方々の料理です。感謝!
         いつも、来る度に美味しいな─と思います。
 
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       これはBLTEサンド。ベーコン・レタス・トマト・卵。
       エスニック系が苦手な方はこちらが良いかも。
       他にもカレー、サンドイッチ、ケーキなどいろいろあります!
       ドリンクもいろいろ。ゆっくり滞在して楽しんでいってください。
 
 
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       バザールカフェは様々な活動をしています。
       建物も評価されています。
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2010年、建物「クラッパードイン」の、
「京都の近代建築を考える会」による、
「第7回市民が選ぶ文化財」選出(2010年)の評価を、
以下に紹介します。 
「京都の近代建築を考える会」HP
「バザールカフェ」クラッパードイン
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         庭に出て、離れた所から見たテラス。
 
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        京都市内の街なかに、ふっと広がる空と木々。
        来るたびに、ここで、まるで自分の息をも休められるような、
        不思議な空間に思えます。
 
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       ずっと外で、ゆっくりと過ごしていただいても結構です。
 
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              庭で、お子様連れのお客様が、
           子どもを自由に遊ばせることもできます。
       庭はバザールカフェの「お庭プロジェクト」の一環として、
         様々な方のボランティアで少しずつ整備しています。
 
 
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       上は、この広い庭を会場にした、写真展開催のときの様子。
        大きな布に写真を印刷してのユニークな展示でした。
 
          このように、クラッパードインの広い庭は、
           イベントの場としても用いられています。

           出店などを出す大きなフェスティバルや、
             研修会のバーベキュー会場など、
             様々な行事に用いられています。
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以下、本ブログ内での、
バザールカフェでの様々な行事の紹介です。

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クラッパードインの庭には、
「カレン・ハウス」という建物があります。
日本キリスト教団京都教区が建てました。
(100万円かかったと聞いています。建てて下さった皆様に感謝!)
 
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ここでは、タイの教会との交流に基づいて、
山地の少数民族の織物、布などの販売をしてきました。
 
2018年、当初の活動目標を一定達成したことを確認し、
このカレンハウスの活動を終了しました。
活動を担ってこられた皆様に感謝いたします。
 
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これは、バザールカフェの定番メニュー。
宣教師のレシピに基づいての、
「クレイジー・チョコレート・ケーキ」。
 
クレイジーといっても、その意味は、
「不思議な」という意味で使われています。
これは「普通」のケーキではないのです。
 
 どっしりした、食べ応えのある、
濃厚な風味。じんわりとチョコの味が広がります。
 
戦前の物資の乏しかった時代…、
玉子やバター、牛乳などの高価な材料を使わずに、
宣教師がチョコレート・ケーキを作った、
そのレシピで再現されているとのこと。
 
重曹お酢なども使っているとのこと。
なのに、とても美味しい!
 
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何を使って、どうやって、
こんなふうに美味しくできたのか…。
皆さん、推測してみてください。
 
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帰るときは、また、この回廊を通って、道路に出ます。

 
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クラッパードイン(建物)は、
元はアメリカからの宣教師たちの住居でした。

京都に建てられた、この古い洋館を、
様々なボランティアの手によって、
新しく活かしているのが、
バザールカフェ(店)なのだと思います。
 
1998年の開店の以前から、
無数のボランティアの方々が、
ここに関わってきました。
そのことへの感謝なくしては、
現在のバザールカフェを語ることはできません。
 
 
バザールカフェの創設者の一人、
故 榎本てる子さん(元関西学院大学神学部教員・牧師)が、
1998年の創設時をふりかえって記した、
2008年の文章を下にリンクします。
アドレスをクリックすると読めますので、
ぜひお読みください!
 
「みんなで作ったバザールカフェ」(2008)(PDF公開)
https://www.kwansei.ac.jp/cms/kwansei/pdf/department/theology/0000122999.pdf
 
 
また、最近のバザールカフェの多様な働きの報告は、
以下のアドレスをクリックしてご覧ください。
(ネット公開されている報告へのリンク)
 
 
それから、バザールカフェの創設時にボランティアで関わった、
京都のアーティストの方々の働きを知ることができる、
ネット上の文章(対談)をご紹介します。
(2000年)
以下のアドレスをクリックすると読むことができます。
こうした様々なボランティアの方々に感謝いたします。
 
 
 
今までバザールカフェに関わってこられた、
すべての皆様、
ありがとうございます!
 
 
 
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庭に作った畑。ハーブなどの野菜が育てられています。
 
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ハンモックで寝ている子はだれ?
 
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バーベキューで使うための薪割り。
この、ボランティアのM君は、今は大阪で牧師をしています。
 
 


(以下の記述は2012年の当ブログ初出時の記述)

バザールカフェで専従者として働く、
Tさん(M教会担任教師)が、建物等全般を整備している。
Tさんは「僕は何でも作りますよ」とのこと。
このような方たちによって支えられている店。
Tさんから、バザールカフェの写真の、
今回のブログへの掲載のご了解をいただきました。
感謝申しあげます。

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京都の空の下の「クラッパードイン」(建物)。
お店としては「バザールカフェ」。
 
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かつてアメリカからの宣教師たちが、
この建物で暮らしながら、京都の空を見ながら、
現在でも実際に使われている、この暖炉を囲んで、
何を話し合っていたのでしょう。
 
この世界に生きている、今まで出会ったことがなかった、
様々な人たちのことを考えていたのではないかと思います。
 
今の私たちも、バザールカフェで、
いろんなことを考えてみたい。
 
 
 
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