日本キリスト教団
丹波新生教会(4会堂)を
訪れて(2019)
(「第49回 みんなの伝道協議会」を訪れて)
2019年 9月3〜5日
★ 本ブログ作成にあたり、丹波新生教会の皆様に感謝いたします。
今回のブログ写真記事に、二人の牧師から快く承諾をいただきました。感謝!
京都教区や全国の教会などを訪れた記録を掲載した、
「あちこち訪問記」(京北教会ホームページ)のアドレスは以下です。
http://kyohhokuchurch.aikotoba.jp/houmon.htm よろしければご覧下さい。
★丹波新生教会
以下の京都教区ホームページに、詳しい地図と住所などが掲載されています。
http://www.uccj-kyoto.com/map17.html
(亀岡会堂) 〒621-0803 亀岡市河原町165-2
(園部会堂) 〒622-0002 南丹市園部町美園町3-13-2
(須知会堂) 〒622-0213 船井郡京丹波町須知本町29
(胡麻会堂) 〒629-0311 南丹市日吉町胡麻才の本1-41
丹波新生教会は4つの会堂を持ち、4つの礼拝をしながら、
2名の牧師が対等の立場で、共同牧会をしています。
★丹波新生教会 公式ホームページ
https://tambashinsei-church.net
★「みんなの伝道協議会」とは
2019年9月、2泊3日の「第49回 みんなの伝道協議会」が開催されました。
これは日本キリスト教団内の、有志の任意による会です。
毎回、新たに実行委員会を作って行うので、決まった組織体はありません。
この「みんなの伝道協議会」というものは、
昔は「開拓伝道協議会」という名でした。
日本キリスト教団の公式の活動でしたが、
ある時期から任意の活動になりました。
現在は、年に一度、キリスト教の宣教について考える「現場」に出向いて、
2泊3日、各人の自由を大切にした研修会をする、有志の任意活動です。
特定の主義主張には立ちません。
この会は今まで、地震や水害、原発事故など、自然災害・人災の被災地や、
何らかの地域社会の問題を共に担う活動など、
地域社会・歴史の課題との接点を「現場」と読んで、そこで共に、
現地を歩き、人の話を聞き、聖書を読み、宣教の意味を問い合ってきました。
あらかじめ決められた方向性を共有するためではなく、各個人が、
それぞれに自ら考えて、自らの普段の現場、その課題に向き合うための思索を、
大切にしてきました。その意味で、個人の自由度が高い研修会だと思います。
今回は、京都教区(滋賀県・京都府)内での開催となり、
実行委員会を組織して、丹波新生教会の大きなご協力を受けて、
有意義に開催することができました。
ご協力いただいた皆様に、心より感謝いたします。
今回の会は、実は1年前に開催予定だったのが、台風襲来により延期となり、
今年開催となりました。今度は台風は来ませんでした!
上写真は、丹波新生教会の「亀岡会堂」。
この教会は4つの会堂を持ち、2名の牧師が、
対等の立場で共に働きます。
もとは2つの教会が約50年前に合同して、
ひとつの教会となりました。
その歩みに学ぶことが、今回の研修の目的です。
今回テーマは「場から場へ〜教会の現場に学ぶ」。
以下は趣意書より。
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第49回「みんなの伝道協議会」
テーマ「場から場へ ── 教会の現場に学ぶ」
第49回「みんなの伝道協議会」を京都北部の丹波地域で開催致します。この協議会は参加者が「現場」を訪れ、自らの「現場」を問うことを大切にしてきました。昨年度は台風のため中止せざるをえませんでした。しかし今年度、新たに企画を練り直し、丹波新生教会の「合同教会」としての歩みに学び、全国各地で取り組まれている、教会間の連帯や共同牧会など、「宣教の場と場を結ぶ」課題を共にわかちあうために開催します。
丹波新生教会は1970年、歴史的伝統の異なる丹波教会と亀岡教会の二教会が合同し、「1教会・4会堂・2牧師」の体制で礼拝と宣教を行ってきました。二人の牧師は、対等な立場での共同牧会です。各会堂に集う信徒も、広い地域での宣教を互いに協力して担ってきました。その歩みは決して平坦ではありませんでした。しかし困難を乗り越える祈りと創意工夫が積み重ねられ、すでに半世紀が経とうとしています。その歩みは、他の教区や教会にも大きな示唆を与えることでしょう。今回の協議会を通して、参加者各人の現場での課題を持ち寄り、わかちあい、宣教とは何かを共に考える機会としたく思います。皆さまの参加を心からお待ちしています。
実行委員長 後藤正敏(旭川六条教会)
日 時 2019年9月3日(火)~5日(木)
集合会場 丹波新生教会 亀岡会堂
宿 泊 ほん梅(め)の里
主題講演 竹ケ原政輝(高の原教会)
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亀岡会堂。(上写真と反対方向から撮影)
いよいよ「みんなの伝道協議会」の始まりです。
開会礼拝。
これは、教会がある「両丹(りょうたん)地区」紹介の、
動画の上映。以前、京都教区大会のため、10分ほどの、
地区9教会(13会堂)を全部紹介する内容の動画を、
丹波新生教会の青年が中心になって作成されました。
素人とは思えない、とってもおもしろい、素敵な、
地区紹介の動画でした。感謝! 拍手っ。
主題講演の時間です。
以前に丹波新生教会の牧師をしていた方に、
教会の歩みや課題、ご自身の思いなど、
自由にお話いただきました。学ばせていただき、
感謝いたします。充分にご準備いただいたことが、
お話を聴いていて、よくわかりました。
質疑応答。様々な声がありました。
全国から集まった出席者の思いを、
少しずつ、互いに聞き合います。
夕刻になり、宿舎へ移動します。
宿舎「ほん梅(め)の里」のマイクロバスなどで移動。
宿舎「ほん梅(め)の里」。2泊3日お世話になりました。
上写真は2階にある玄関。
ここからでは小さい建物に見えますが、実は、
とても大きな合宿所のような建物です。
上写真を見ると、その大きさがよくわかります。
食事も美味しく、広いホールもあり、快適で、
楽しく使わせていただきました。御礼いたします。
学校、クラブ活動の合宿や、学生のゼミ合宿など、
大人数の研修会や、バーベキューもできる施設です。
夕食後、ミーティング。
自己紹介や、それぞれの教会・教区・地域などの、
課題と自分の思いなどを話しました。
次の日に、丹波新生教会の各会堂をバスで回るので、
この日は早めに就寝となりました。
以下、2日目です。
2日目の朝、宿舎のマイクロバス貸切で、
丹波新生教会の各会堂を巡ります。
上写真は「園部会堂」です。
園部会堂に常駐する牧師の説明を聞いているところ。
次に「須知(しゅうち)会堂」。
上写真の右上は高速道路です。
教会員が来てくださり、歴史を説明して下さいました。
ありがとうございました!
そして、最後に「胡麻(ごま)会堂」です。
教会員が来てくださり、歩みをお話いただきました。
感謝いたします。
そして、また「園部会堂」に戻ってきました。
今回、宿舎のマイクロバスがあって大助かりでした。
運転手の方に感謝!
昼食にお弁当をいただき、そのあとは、
昨日〜今日までのフィールドワークを振り返り、
互いに思ったことや課題を話し合いました。
そうこうしている間に、夕食の時間が近づきます。
広い場所でバーベキュー。(屋根があるので雨天でも可)
みんなで焼いて食べて、楽しい時間を過ごしました。
地元の野菜、肉をお腹一杯食べました。
この宿舎はもともと農家が本業とのこと。
食材が豊かで、安くて、ありがたい限りでした。
2日目の夜はゆったりと、
各人が自由時間を過ごしました。
手前の方は、事務仕事を続けています。
「裏方」の皆様に感謝です。
3日目です。
これは「聖書研究」の時間です。発題を受けています。
この会では「現場で聖書を読む」ことを大事にします。
プロジェクターを使って、発題者の個人史も含めて、
興味深いお話をうかがいました。
いよいよ最後の時間です。「全体協議」。
2泊3日の振り返りとともに、次の年度に向けて、
話し合いをします。次は何のテーマで、どこに行くか、
実行委員会をどう作るか、などなど。
この「みんなの伝道協議会」は自由な会なので、
みんなで話し合います。
そして、終了しました。
宿舎「ほん梅(め)の里」の皆様に感謝です。
とても良い環境でした。ありがとうございます。
そして何より、参加者の皆様に感謝です。
実行委員会の皆様にも。
「次」の予定はまだわかりませんが、
きっと、良い時間となり、人と人の出会いが、
備えられますように、心よりお祈り申し上げます。