バザールカフェの
「フィエスタ(祝祭)2019」を訪れて
2019年 11月23日
★「フィエスタ」とは「祝祭」の意味のスペイン語です。
市民有志と日本キリスト教団京都教区の共同プロジェクトである、
コミュニティ・カフェ(地域共生のための喫茶店)の「バザールカフェ」では、
1年に1回、出店や音楽がある「フィエスタ」を行っています。
様々な関係者の出店など、にぎわいます。
(今回のブログの後半に、フィエスタの時だけでなく、
2019年度後半にバザールカフェを筆者が訪れた際の、
様々な行事の写真記事もあります)
自動車を停めることはできません。
(近くにコインパーキングがいくつもあります)
★バザールカフェ 公式ホームページは以下アドレス。
http://www.bazaarcafe.org/
★バザールカフェ Facebookは以下アドレス。
https://www.facebook.com/kyotobazaarcafe/
★バザールカフェ創設者の一人で、2018年に逝去された、
榎本てる子さんによる解説(2008年)は以下アドレス。
https://www.kwansei.ac.jp/cms/kwansei/pdf/department/theology/0000122999.pdf
★「京都の近代建築を考える会」による、
「クラッパードイン」に対する、
「第7回市民が選ぶ文化財」選出(2010年)評価を、
「バザールカフェ」クラッパードイン
以下、本ブログ内での、
バザールカフェでの様々な活動の紹介です。
★ バザールカフェのこととは別に、
筆者が京都教区や全国の教会などを訪れた記録の
「あちこち訪問記」(京北教会ホームページ)
http://kyohhokuchurch.aikotoba.jp/houmon.htm
(上のボスター写真はバザールカフェのFacebookより。ご提供に感謝します)
ここからが、バザールカフェの、
フィエスタ2019の報告です。
2019年11月23日(土・休)に、
バザールカフェ「フィエスタ2019」が、
盛況の内に開催されました。
様々な方々のご協力により、
楽しい時間を過ごさせていただき、感謝いたします。
以下、写真記事でご報告させていただきます。
今回ブログの写真記事の内容については、バザールカフェのスタッフの、
狭間明日実さんに閲覧いただき、快く掲載のご承諾をいただきました。
ご理解に感謝申し上げます。
なお、プライバシー保護のため、今回のブログ写真では、
人物画像の一部に加工しています。
良い天気の日でした。
入口の木の道に、陽が照っています。
入口の道を通って中庭に出て来ました。
入ると、まずは、チケットを買います。
上写真の向かって右側で、金券のチケット販売中。
本日の買物はチケットでお願いします。
ここで、下の地図をもらいました。
この日の出店の一覧表です。
(字が小さいので、この画像をドラッグして、
パソコンのデスクトップにコピーしてクリックすると、
拡大して見ることができます)
様々な出店がいっぱいです!
雑貨コーナー。いくつもの団体が出店しています。
いろいろあるので、楽しみながらゆっくり見ましょう。
丈夫そうな、手作りのカバンもいろいろあります。
大きいものから小さいものまで、様々な品物。
食べ物の出店もいろいろ。
団体ごとに個性が出ています。
タイの食べ物。揚げた鶏肉の乗ったガパオライスと、
ピクルスのような漬け物。アジアの味。
これはベトナムのフォー(うどん)です。
冬が近づく時期なので、温まりました〜。
右はボルシチ。寒い国の具たくさんシチューですね。
左は野菜を使ったクッキー (だったかな……) 。
クッキーやケーキもいろいろ。焼き芋もありました。
いろんな人が一緒にいて、それぞれに、
食べたり、飲んだり、買物したり。
しゃべっていてもいいし、黙っていてもいいです。
立っているだけでもいいし、
座っているだけでもいいです。
何もしなくて、人のざわめきを聴いているだけでも。
いや、聴くことすらしなくても、そこにいるだけでも、
いいんです、私はここにいて。本当にそう思います。
バザールカフェの店内では、様々な音楽が。
上写真は三味線の演奏者。様々なお話を交えつつ。
バザールカフェの創始者の一人の榎本てる子さんの、
関係の方とのことで、演奏してくださいました。
ありがとうございました! 楽しく聴きました。
ギターと歌のお二人。円熟を感じました。
ギター・デュオの若いお二人。爽やかでした。
庭の一角の木の建物は「カレン・ハウス」。
京都教区がアジアの方々との交流のため、
物品販売など行う建物を建てて作ったスペースです。
以前は、タイの少数民族の手作り雑貨のお店でした。
今は閉店し、フィエスタでは雑貨売り場になっています。
上写真の右は、このカレンハウスのコーナーで買った、
蜜蝋(みつろう)で作られたラップ。
化学製品の使用を少なくするために考案されました。
使い捨てのラップでなく、繰り返し使えるとのこと。
そのアイデアに感心して買いました。
夕方が近づきました。
おしまいの時間に向けて、片付けが始まります。
皆様、一日ありがとうございました。
皆様のご奉仕、ボランティアに感謝です。
不思議な物品があったので、これは何ですか?
と尋ねると、燻製(くんせい)を作る装置とのこと。
手作りっぽいですね。いつ、どなたが?
こんなにたくさんの方々が来られたフィエスタ。
天気にも恵まれて良かったです。
バザールカフェのスタッフの皆様、
関係者・支援者・参加者など、
どの方々にも感謝でした。
この日、バザールカフェの店内で、ふと見つけました。
木彫りのゾウ。空を飛んでいます。
おしりに木のプロペラがついています。
タイの彫刻でしょうか。
こんなふうに、飛べるのか……。
何事も、こんなふうに、考えたら、
できることもあるかもしれません。
<以下、追記>
バザールカフェでの思い出 (2019後半)
2019年度の後半にバザールカフェに行ったときの写真を、
以下、時系列に並べてコメントします。
1 ドイツからの留学生のクリスマスコーラス
2019年12月4日、バザールカフェで、
ドイツからの留学生の方々のクリスマス・コーラスがありました。
なんとなく興味を持って聴きに行きました。
楽しく、たくさんのクリスマスソングで盛り上げてくださいました。感謝。
アドベント(待降節)と呼ばれる、クリスマス前の時期にぴったりの企画でした。
静かな讃美歌を歌ったあとには、上の写真のような演出がなされました。
鍋のふたをシンバルにして、うんと騒いでクリスマスソングを歌ってくれました。
この日はドイツの飲み物も出していただき、様々な関係者が来られていました。
みなさん、楽しい時間を、ありがとうございました。
2 CGMBの皆様の来訪
これは、アメリカのCGMB(アメリカ合同教会とディサイプルズの共同宣教局)から、
確か2018年にいただいた額。CGMBの祈りが記されています。
その左は、アメリカのアルタディナ教会の方々が来日時に下さったローソク立て。
平和を象徴しています。
2019年12月7日、1年に1度行っている、CGMBと京都教区、バザールカフェの、
協議会を行いました。これで4年目です。今回もCGMBから3名の代表者が、
来てくださいました。上写真はバザールカフェのプレゼンテーションのとき。
この協議会では、毎年、密度の高い話し合いをしています。
バザールカフェが営業する建物の名は「クラッパードイン」といいます。
かつてここに住んでいた、3人の宣教師の名前をつないだ愛称から来た名前です。
クラッパードインの土地・建物を所有しているのがCGMBです。
今後のことを、この数年間、ずっと協力して考えてきました。
これからも、この協力関係を大切にしたいものです。
CGMBの皆様に心から感謝申し上げます。
CGMBの方々からいただいた特性のカバン。
アメリカ合同教会の2019会議の時に作成された記念品です。
「Shine!」(輝きなさい!)。これは、マタイによる福音書5章16節の、
「あなたがたの光を人々の前で輝かしなさい」からと記されています。
イエス様の言葉、「地の塩・世の光」の箇所ですね。
CGMBの皆様は、この言葉を世界で実践されています。
感謝に堪えません。これからも私たちとの「協働」をよろしくお願いします。
3 年末の大掃除
2020年12月27日、バザールカフェの年末の大掃除に、初めて参加しました。
机やイスを全部、外に出して掃除します。
1年に1回、こうして大掃除をします。
今回の参加は、スタッフとボランティアで20名ぐらい。
皆様、ありがとうございました!
ヴォーリズ建築の貴重な古い洋館を、みんなで大切に掃除します。
普段は開けない窓も開いて掃除しました。
あまり大きく開けようとすると、壊れそうなので注意します。
この時は雨上がりの天気だったように思います。
ナンテンに雨粒が付いていました。
庭に射す陽射しが、木もれ日で光の道のように見えました。
落ち葉と共に、冬の寒さのなかで、心温まる光景。
さて、午前中の大掃除が終わり、昼食の時間になりました。
この日は20名程度が掃除に参加され、みんなで一緒にいただきます。
大鍋でどっさり作ったナポリタン、ありがとうございました!
みんなで美味しくいただきました。
にぎやかな昼食でした。このあと午後も掃除が続きます。
昼食のテーブルなどをまた外にもう一度出して、
床にワックスかけをします。
皆様のご奉仕に感謝いたします。
こうして綺麗に掃除して、新年を迎えることができるのは、幸いなことです。
みんながいるから、できることです。
4 カレン・ハウス
バザールカフェの庭、はっさくの木の横にある、木造のカレンハウス。
年末の大掃除の休憩時間のときに、カレン・ハウスの中を見せていただきました。
ここで以前は、京都教区のアジア宣教活動委員会の活動である、
タイ・プロジェクトの一環として、タイの少数民族との交流を通じて、
現地で作られた手芸品などをここで販売し、現地の学校などを支援していました。
その役割を果たして現在は活動を終了し、閉店しています。
中で雑貨などを陳列するために、細かい設営がなされています。
かつてここに、たくさんのタイの手芸品を陳列していました。
いまは、フィエスタのときに出店者の品物がたくさん並べます。
木の細工からの、光の漏れ方が美しいなーと思いました。
こうした造りを見ると、これは単に木で小屋を造ったのではなく、
タイなどアジアにある、美しい木造の家を再現していることがわかります。
カレン・ハウスは、昔から、当たり前にここにあるような気になっていましたが、
これを作られた方々の気持ちを、ふと考えて、感謝しました。
きっと、アジアと共に生きたいと思う人たちの心がここにあるはず。
5 「バザールカフェ協働についての話し合い」(全3回)
2020年1月13日、「バザールカフェ協働についての話し合い」の第1回。
同志社大学の寒梅館の1室をお借りしました。
ふだん出会うことがない、バザールカフェに関わる様々な方々が、
一同に集いました。昔からの方や最近の方、離れていた方、などなど。
立場も視点も違う人たちが、自分にとってのバザールカフェを語りました。
昔の貴重な話とか、懐かしい話とか、最近の課題とか、興味深い話が続きました。
皆様に感謝です。
2020年3月22日(日)夕方、「バザールカフェ協働についての話し合い」第3回。
みんなで様々なビジョンを出し合い、様々な言葉を小さな紙に書いて貼って、
分団ごとに発表しました。興味深い時間を過ごしたと思います。
様々な人が共に集って。
6 ボランティア研修会
2020年2月15日、バザールカフェのボランティア研修会。
スタッフからお話を聞いて、グループでディスカッション。
初めての方とも楽しくお話できて、いい機会でした。
様々な立場の人が垣根なく、ともに話せると、心が温まります。
7 メニューなど
3月の雨上がりの晴れ間の下、この道を歩きました。
バザールカフェの入口です。
これはチゲ(韓国料理)。筆者の2019年度ベストメニューでした。
一時、冬場のメニューにあった、マーマレードのサンドイッチ。
バザールカフェの庭のはっさくで作られたマーマレード。爽やかな風味です。
もとは焼かないサンドでしたが、お願いしてトーストしてもらって、
美味しくいただきました。ありがとうございます。
バザールカフェの庭のはっさく。秋から翌年にかけて、長く実がなっています。
今回、この庭のはっさくを用いて、美味しいマーマレードができました!
そのマーマレードはここにも! アイスの上です。
これは、宣教師が残したレシピによる、クレイジー・チョコレートケーキと、
セットになっているアイスクリームです。その上にマーマレードが。
ちなみに、このケーキの名前の「クレイジー」とは「変わった」の意味とのこと。
材料が手に入らない時代に、素材を工夫して作られたときのレシピだそうです。
では何を用いて作られているか、実際に食べて想像してみてください。
8 そして
2019年度も、こうして少し振り返ってみると、
いろいろなことがあったのだなあと、忘れていたことを思い出します。
最近は、何事も「コロナ」のことばかりが心に迫ってきて、
そればっかりが世界の中心にあるかのような、錯覚をしてしまいそうです。
本当はそうではない、ということを、心に刻みたいと思います。
そのために「思い出」が、きっと、力になってくれます。
ある日、バザールカフェの庭で見た、木もれ日。
年末の大掃除の日、雨上がりの庭に、光の道が出来ていました。
ないところに、道ができます。