<きょうほく・きょうかい>
「虹の架かる教会」京北教会ブログ
2016.4.10
「4月10日(日)のこと」
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本日のブログ内容はここからです。
「4月10日(日)のこと」
週報掲載 「宣教のことば」
ペトロが「主よ、あなたが私の足を洗ってくださるのですか」
と言った。 イエスは答えて「私のしていることは、
今あなたには分かるまいが、後で、分かるようになる。」……
12人の弟子の筆頭だと自負していたペトロは、
イエス様に対して驚きます。
それは無理もないことでした。
というのは、食事の席から立ち上がったイエス様が、
というのは、食事の席から立ち上がったイエス様が、
弟子たちの足を一人ひとり洗っていくのです。
そして、自分の所までイエス様が来て、
やはりペトロの足を洗おうとされるのです。
あまりにも申し訳がなかったのでしょう、
ペトロは断るのですが、イエス様はそれに対して、
「もし私があなたを洗わないなら、
「もし私があなたを洗わないなら、
あなたは私と何のかかわりもないことになる」と言います。
ペトロはその言葉に胸を突かれました。
「かかわり」って、どういうことでしょう?
十字架の死を前にしたイエスの、
弟子たちへの最後の「かかわり」は、
歩いてきた弟子たちの、その足を洗うことでした。
ずうっと歩いてきて、疲れ果てたかもしれない、
その汚れた足を、イエスは洗ってくれました。
この行いにこめられている、
イエスからの「ありがとう」の思いを聴きとることは、
間違いではないと思います。
そして、これから、弟子たちには、
新たに、一緒に歩いてくれる隣り人が現れるでしょう。
その、一人ひとりの隣り人たちの汚れた足を、
弟子たちは、今度は自分が前に出て、
「ありがとう」の気持ちをもって、
洗っていくことになります。
その模範を示すことが、主イエスからの、
弟子たちへの「ありがとう」だったのじゃないかな……。
教会前の公園の桜が、葉桜になってきました。
今年も本当によく咲いてくれました。
いろんなところから、花が咲きます。
さあ、今年の桜の季節も、もうおしまい。
花びらがしっかり散っています。
悔いのない咲き方をした、
花の小さな足跡です。
吹けば本当に飛んでいく足跡、
どこにも残らないもの。
教会の庭には、様々な小さな花が咲いていました。
桜が咲いても散っても、関係なく、
ここに咲いています。
どの花も、足跡を残さず、
命をつむいで、誰に向かってでもなく、
陽光の恵みをいただいて、
ここに咲いています。
無心、とはそういうことかと……。