─長浜教会を訪れて(2012)─
2012年 6月7日(木)
京都教区教師部の委員会・研修会出席のために、
長浜教会は、今年で創立127年目を迎えます。(2012年時点)
(注)これは2012年のブログ記事です。2019年4月からは、井上正道牧師が
長浜教会に就任されています。
(注)これは2012年のブログ記事です。2019年4月からは、井上正道牧師が
長浜教会に就任されています。
〒526-0831 長浜市宮司町1089-2
T. 0749-62-4064 F. 0749-62-4064
創立:1885年6月10日
主任担任教師:井上 正道(いのうえ まさみち)
礼拝:毎日曜日10時30分から
聖書研究会:毎水曜日10時30分から、同14時から
教会学校あり
T. 0749-62-4064 F. 0749-62-4064
創立:1885年6月10日
主任担任教師:井上 正道(いのうえ まさみち)
礼拝:毎日曜日10時30分から
聖書研究会:毎水曜日10時30分から、同14時から
教会学校あり
(注) 上記の地図とデータは2019年4月の京都教区HPからです。
ご提供に感謝します。
ご提供に感謝します。
★他に、京北教会牧師が、滋賀や京都など、
各地の様々な教会などを訪れた記録の、
「あちこち訪問記」のコーナーをホームページに作っています。
下記のアドレスをクリックすると開きます。
よろしければ、どうぞご覧ください。
下記のアドレスをクリックすると開きます。
よろしければ、どうぞご覧ください。
以下、2012年の訪問記事です。
このブログへの写真記事掲載を、
快く了解してくださった、
当時の、長浜教会の川上幹太牧師、
当時の、長浜教会の川上幹太牧師、
また、長浜教会の皆様に感謝いたします。
移転新築された二代目の会堂は、
明るくモダンな外観の建物です。
明るくモダンな外観の建物です。
川べりに建てられて、敷地が広く、
何台もの車を停められます。
何台もの車を停められます。
屋根付きの駐輪場もあります。
礼拝堂。青いステンドグラスがきれいです。
使い勝手のよい、多機能に使える礼拝堂です。
旧会堂に大切に保管されてあったそうです。
実物の重みを感じます。
実物の重みを感じます。
創立127年の教会ならではの保存物が、
他にいくつも置かれていました。
他にいくつも置かれていました。
創立当時の教会看板、十字架の入った屋根瓦、
等々です。
等々です。
見学を希望される方は、
事前に教会にお電話なさってください。
事前に教会にお電話なさってください。
では、そろそろ昼食をいただきましょうか。
予約いただいていた、
長浜商店街に古くからある店へと向かいました。
長浜商店街に古くからある店へと向かいました。
駐車場が無い店なので、近くの長浜教会員のお家の駐車場に停めさせていただきました。おかげでゆっくりできました。ありがとうございます。
さて、この店で、運ばれてきたお食事は…
「焼き鯖(さば)そうめん」。長浜名物。
焼いた鯖を、さらに煮て、その煮汁をふくませた、温かいそうめん。
どっしりした焼き鯖が、よく煮込まれて載っている。ごちそう。
福井から鯖を京都に運ぶ「鯖街道」と呼ばれた道がありました。
鯖は傷みやすいので、焼き鯖にして運ばれ珍重され、
その貴重な焼き鯖を、できるだけ大勢の人と共に食べるために、工夫して作られたのが、このそうめん料理です。
祝い事などのときによく作られた歴史があるとのこと。
焼き鯖の出汁をふくんだ、そうめんの色が、
見る前に想像していたより、ずっと綺麗でした。
そして、下は「焼き鯖寿司」。
しそと生姜がはさんであり、それをさらにわさび醤油でいただきます。
どちらも、じっくり鯖の旨さを味わって堪能しました。
名物料理をいただきながら、長浜教会牧師から、
長浜のこと、教会のことなど、
いろいろと興味深い話を聞かせていただきました。
たとえば、下のポスター…。
これらの素敵なポスターの絵は、いったい誰が…?
それは、長浜教会牧師です。
牧師のマンガ家としてのペンネームは、「家名」(かめい)さん。
マンガ家といっても、一般商業誌に描くのではなく、
自費出版で何冊も何冊も出して、広くファンを得ているという形です。
教会のポスターと違って、自費出版のマンガで描いている内容は、
「キリスト教のマンガ」ではなく、「一般的なマンガ」です。
上の写真は、彼のたくさんの自作マンガの中の、ほんの一部です。
彼は、既にあるテレビアニメの題材や絵を、
自分なりに受けとめて翻案しながら、
オリジナルな物語で作品を創ります。
これを「二次創作」と呼びます。
元来のアニメの著作権を侵害しないために、
必要事項を明記し、
決してこれで商業的利益を得ないという、
決してこれで商業的利益を得ないという、
ルールとマナーを守ったうえで許された創作活動が、
「二次創作」です。
彼が、自ら描くマンガの、
主たる題材として活用しているのは、
主たる題材として活用しているのは、
上の彼の絵のもとになっている、
「けいおん!」という題名の、
「けいおん!」という題名の、
人気アニメ。
(注)「けいおん」とは、
学校のクラブ活動「軽音楽部」の略称。
学校のクラブ活動「軽音楽部」の略称。
この「けいおん!」というアニメに、
長浜教会牧師の描くマンガと、
長浜教会牧師の描くマンガと、
キリスト教との、以外な接点が隠されています。
そのデザイン上の素晴らしさから、
作画のモデルにしています。
作画のモデルにしています。
豊郷小学校の旧校舎は、
近江兄弟社に関係する建築家として名高い、
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計であり、
長らく町民に親しまれていましたが、
耐震対策はなされていないので、
耐震対策はなされていないので、
一時、この校舎を建て替えるか・残すかで、
大きな問題になったことがありました。
大きな問題になったことがありました。
現在は、ヴォーリズの設計した旧校舎として、
歴史的に貴重な、素晴らしい建築物として、
後世のために残されることになりました。
新校舎は、同一敷地内の旧校舎の隣に建てられました。
そして、旧校舎は、現在、
町の行政機関が中に置かれると共に、
町の行政機関が中に置かれると共に、
建物を広く全国の人の来訪に開放されています。
それだけでも、充分にすごいことなのですが…
さらに、この校舎がアニメ「けいおん!」の舞台の、
架空の高校の校舎の、
デザイン上のモデルとされたことから
架空の高校の校舎の、
デザイン上のモデルとされたことから
たくさんの「けいおん!」ファンが、
全国から訪れる観光地となりました。
全国から訪れる観光地となりました。
喫茶室や関連グッズ販売所も設けられて、
にぎわっています。
上の写真の、校舎三階部分が、
広い音楽室になっていて、
広い音楽室になっていて、
それがアニメでの軽音楽部の活動の、
舞台のモデルにされたとのこと。
では、旧校舎の中を歩いてみましょう。
案内役は長浜教会牧師。
ユニークなことに、旧校舎内の階段の手すりには、
イソップ物語の「うさぎと亀」の像があります。
校舎内の手すりに、この2匹の像だけでなく、
亀とうさぎが手すりの上を走って(歩いて)いる像や、
うさぎが寝ている像もあります。
小学生たちは、毎日これらの像を見て、
6年間を過ごしました。
6年間を過ごしました。
この「うさぎと亀」の像を主題にして、
長浜教会牧師は、
長浜教会牧師は、
オリジナルなマンガ作品(下の写真)を描き、
自費出版しました。
自費出版しました。
クリスチャン建築家ヴォーリズの、
「想い」を今に伝えるかのように……。
「想い」を今に伝えるかのように……。
その他に戦時中の音楽部の高校生たちの物語を描いた、
オリジナル作品もあります。
これも、アニメ「けいおん!」の登場人物を翻案して、
豊郷小学校旧校舎を背景に用いて、創作した作品。
旧校舎の美しい建物が保存されていることで、
これらの作品が生み出されています。
下は、旧校舎の隣、旧図書館内の、
喫茶室・名産品販売所の一角。
喫茶室・名産品販売所の一角。
上の写真の手前、
「とよさとみやげ どら焼き」の包み紙に、
使われている旧校舎の絵も、
これまた長浜教会牧師が描いた作品。
これまた長浜教会牧師が描いた作品。
彼は、特技のマンガを生かして、地域活性化のための、
市民の集まりにも参加している。そのつながりから、
こうした仕事を依頼されるようになったそうです。
楽しい一日が終わりました。
京都教区教師部委員会・研修会は、これにてお開き。
長浜教会の、駐輪場につるを伸ばしている、
ブドウの枝。
ブドウのつるが、中空へと伸びていました。
このつるは、どこにつかまるつもりなのですか?
支えるものが、何もないのに、
空へと伸びていく……。
それでも、根本のほうに、
小さな実がつきはじめています。
「私はぶどうの木、
あなたがたはその枝である。
人が私につながっており、
わたしもその人につながっていれば、
その人は豊かに実を結ぶ。」
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