![イメージ 23](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064712.jpg)
─長浜教会を訪れて(2012)─
2012年 6月7日(木)
京都教区教師部の委員会・研修会出席のために、
長浜教会は、今年で創立127年目を迎えます。(2012年時点)
(注)これは2012年のブログ記事です。2019年4月からは、井上正道牧師が
長浜教会に就任されています。
(注)これは2012年のブログ記事です。2019年4月からは、井上正道牧師が
長浜教会に就任されています。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064734.jpg)
![イメージ 25](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064727.jpg)
〒526-0831 長浜市宮司町1089-2
T. 0749-62-4064 F. 0749-62-4064
創立:1885年6月10日
主任担任教師:井上 正道(いのうえ まさみち)
礼拝:毎日曜日10時30分から
聖書研究会:毎水曜日10時30分から、同14時から
教会学校あり
T. 0749-62-4064 F. 0749-62-4064
創立:1885年6月10日
主任担任教師:井上 正道(いのうえ まさみち)
礼拝:毎日曜日10時30分から
聖書研究会:毎水曜日10時30分から、同14時から
教会学校あり
(注) 上記の地図とデータは2019年4月の京都教区HPからです。
ご提供に感謝します。
ご提供に感謝します。
★他に、京北教会牧師が、滋賀や京都など、
各地の様々な教会などを訪れた記録の、
「あちこち訪問記」のコーナーをホームページに作っています。
下記のアドレスをクリックすると開きます。
よろしければ、どうぞご覧ください。
下記のアドレスをクリックすると開きます。
よろしければ、どうぞご覧ください。
以下、2012年の訪問記事です。
このブログへの写真記事掲載を、
快く了解してくださった、
当時の、長浜教会の川上幹太牧師、
当時の、長浜教会の川上幹太牧師、
また、長浜教会の皆様に感謝いたします。
![イメージ 24](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064719.jpg)
移転新築された二代目の会堂は、
明るくモダンな外観の建物です。
明るくモダンな外観の建物です。
川べりに建てられて、敷地が広く、
何台もの車を停められます。
何台もの車を停められます。
![イメージ 21](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064656.jpg)
屋根付きの駐輪場もあります。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064414.jpg)
礼拝堂。青いステンドグラスがきれいです。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064406.jpg)
使い勝手のよい、多機能に使える礼拝堂です。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064422.jpg)
旧会堂に大切に保管されてあったそうです。
実物の重みを感じます。
実物の重みを感じます。
創立127年の教会ならではの保存物が、
他にいくつも置かれていました。
他にいくつも置かれていました。
創立当時の教会看板、十字架の入った屋根瓦、
等々です。
等々です。
見学を希望される方は、
事前に教会にお電話なさってください。
事前に教会にお電話なさってください。
では、そろそろ昼食をいただきましょうか。
予約いただいていた、
長浜商店街に古くからある店へと向かいました。
長浜商店街に古くからある店へと向かいました。
駐車場が無い店なので、近くの長浜教会員のお家の駐車場に停めさせていただきました。おかげでゆっくりできました。ありがとうございます。
さて、この店で、運ばれてきたお食事は…
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064433.jpg)
「焼き鯖(さば)そうめん」。長浜名物。
焼いた鯖を、さらに煮て、その煮汁をふくませた、温かいそうめん。
どっしりした焼き鯖が、よく煮込まれて載っている。ごちそう。
福井から鯖を京都に運ぶ「鯖街道」と呼ばれた道がありました。
鯖は傷みやすいので、焼き鯖にして運ばれ珍重され、
その貴重な焼き鯖を、できるだけ大勢の人と共に食べるために、工夫して作られたのが、このそうめん料理です。
祝い事などのときによく作られた歴史があるとのこと。
焼き鯖の出汁をふくんだ、そうめんの色が、
見る前に想像していたより、ずっと綺麗でした。
そして、下は「焼き鯖寿司」。
しそと生姜がはさんであり、それをさらにわさび醤油でいただきます。
![イメージ 22](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064705.jpg)
どちらも、じっくり鯖の旨さを味わって堪能しました。
名物料理をいただきながら、長浜教会牧師から、
長浜のこと、教会のことなど、
いろいろと興味深い話を聞かせていただきました。
たとえば、下のポスター…。
これらの素敵なポスターの絵は、いったい誰が…?
それは、長浜教会牧師です。
牧師のマンガ家としてのペンネームは、「家名」(かめい)さん。
マンガ家といっても、一般商業誌に描くのではなく、
自費出版で何冊も何冊も出して、広くファンを得ているという形です。
教会のポスターと違って、自費出版のマンガで描いている内容は、
「キリスト教のマンガ」ではなく、「一般的なマンガ」です。
![イメージ 8](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064500.jpg)
上の写真は、彼のたくさんの自作マンガの中の、ほんの一部です。
彼は、既にあるテレビアニメの題材や絵を、
自分なりに受けとめて翻案しながら、
オリジナルな物語で作品を創ります。
これを「二次創作」と呼びます。
元来のアニメの著作権を侵害しないために、
必要事項を明記し、
決してこれで商業的利益を得ないという、
決してこれで商業的利益を得ないという、
ルールとマナーを守ったうえで許された創作活動が、
「二次創作」です。
彼が、自ら描くマンガの、
主たる題材として活用しているのは、
主たる題材として活用しているのは、
上の彼の絵のもとになっている、
「けいおん!」という題名の、
「けいおん!」という題名の、
人気アニメ。
(注)「けいおん」とは、
学校のクラブ活動「軽音楽部」の略称。
学校のクラブ活動「軽音楽部」の略称。
この「けいおん!」というアニメに、
長浜教会牧師の描くマンガと、
長浜教会牧師の描くマンガと、
キリスト教との、以外な接点が隠されています。
そのデザイン上の素晴らしさから、
作画のモデルにしています。
作画のモデルにしています。
豊郷小学校の旧校舎は、
近江兄弟社に関係する建築家として名高い、
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計であり、
長らく町民に親しまれていましたが、
耐震対策はなされていないので、
耐震対策はなされていないので、
一時、この校舎を建て替えるか・残すかで、
大きな問題になったことがありました。
大きな問題になったことがありました。
現在は、ヴォーリズの設計した旧校舎として、
歴史的に貴重な、素晴らしい建築物として、
後世のために残されることになりました。
新校舎は、同一敷地内の旧校舎の隣に建てられました。
そして、旧校舎は、現在、
町の行政機関が中に置かれると共に、
町の行政機関が中に置かれると共に、
建物を広く全国の人の来訪に開放されています。
それだけでも、充分にすごいことなのですが…
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064517.jpg)
さらに、この校舎がアニメ「けいおん!」の舞台の、
架空の高校の校舎の、
デザイン上のモデルとされたことから
架空の高校の校舎の、
デザイン上のモデルとされたことから
たくさんの「けいおん!」ファンが、
全国から訪れる観光地となりました。
全国から訪れる観光地となりました。
喫茶室や関連グッズ販売所も設けられて、
にぎわっています。
上の写真の、校舎三階部分が、
広い音楽室になっていて、
広い音楽室になっていて、
それがアニメでの軽音楽部の活動の、
舞台のモデルにされたとのこと。
では、旧校舎の中を歩いてみましょう。
案内役は長浜教会牧師。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064524.jpg)
ユニークなことに、旧校舎内の階段の手すりには、
イソップ物語の「うさぎと亀」の像があります。
校舎内の手すりに、この2匹の像だけでなく、
亀とうさぎが手すりの上を走って(歩いて)いる像や、
うさぎが寝ている像もあります。
小学生たちは、毎日これらの像を見て、
6年間を過ごしました。
6年間を過ごしました。
この「うさぎと亀」の像を主題にして、
長浜教会牧師は、
長浜教会牧師は、
オリジナルなマンガ作品(下の写真)を描き、
自費出版しました。
自費出版しました。
クリスチャン建築家ヴォーリズの、
「想い」を今に伝えるかのように……。
「想い」を今に伝えるかのように……。
![イメージ 12](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064535.jpg)
その他に戦時中の音楽部の高校生たちの物語を描いた、
オリジナル作品もあります。
![イメージ 13](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064543.jpg)
これも、アニメ「けいおん!」の登場人物を翻案して、
豊郷小学校旧校舎を背景に用いて、創作した作品。
旧校舎の美しい建物が保存されていることで、
これらの作品が生み出されています。
![イメージ 14](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064559.jpg)
下は、旧校舎の隣、旧図書館内の、
喫茶室・名産品販売所の一角。
喫茶室・名産品販売所の一角。
![イメージ 15](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064606.jpg)
上の写真の手前、
「とよさとみやげ どら焼き」の包み紙に、
使われている旧校舎の絵も、
これまた長浜教会牧師が描いた作品。
これまた長浜教会牧師が描いた作品。
彼は、特技のマンガを生かして、地域活性化のための、
市民の集まりにも参加している。そのつながりから、
こうした仕事を依頼されるようになったそうです。
![イメージ 16](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064613.jpg)
![イメージ 17](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064622.jpg)
![イメージ 18](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064629.jpg)
楽しい一日が終わりました。
京都教区教師部委員会・研修会は、これにてお開き。
![イメージ 19](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064638.jpg)
長浜教会の、駐輪場につるを伸ばしている、
ブドウの枝。
![イメージ 20](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/kyohhokukyohhokukyohhoku/20190831/20190831064647.jpg)
ブドウのつるが、中空へと伸びていました。
このつるは、どこにつかまるつもりなのですか?
支えるものが、何もないのに、
空へと伸びていく……。
それでも、根本のほうに、
小さな実がつきはじめています。
「私はぶどうの木、
あなたがたはその枝である。
人が私につながっており、
わたしもその人につながっていれば、
その人は豊かに実を結ぶ。」
……………………………………………………………………………………………………………………………………