─大屋教会を訪れて─
2012年3月12~13日に、兵庫県の北部、養父(やぶ)市にある、
大屋(おおや)教会を訪れた。
「日本キリスト改革派」という教派に属する教会である。
この地域は、山陰である。
雪の深い地域。3月には雪のピークは過ぎているが、
この時期には珍しく雪が降った日だった。
「春の雪」というそうだ。
冬の雪にくらべて、軽い雪ですぐ溶けるとのこと。
右が教会堂、左が牧師館。
どちらも雪対策が万全にされているのだろう。
大屋教会は、
京北教会と同じ「日本キリスト教団」ではなく、
「日本キリスト改革派」という教派に属する。
京北教会牧師の、同級生がここで牧師をしている。
8年間、この教会で任にあたられた。
この3月末で転任して東京の教会に移られる。
それで、訪ねて一泊させてもらった。
いつぶりだろう。2年ぶり?
ご家族の皆様も含めてお世話いただき、
誠にありがとうございました。
一宿二飯のお世話になりました。
ごちそうさまでした。
また、ブログに写真の掲載を快く了解くださった牧師と、
大屋教会の皆様に感謝を申しあげます。
さて、下の写真は、雪の中の納骨堂。
扉の上に「復活を望みて眠る」とある。
手前は桜の木。
ふと、まわりを見渡すと、本当にすごい雪。
ここは雪国…ともいえるのだろうか。
どんなに雪がつもっても、
大屋教会の礼拝堂を見せていただいた。
開拓(新規)伝道で建てられた、この教会は、
現在の礼拝出席は約35名。
この地で礼拝を始めたときには、
礼拝堂は手前のスペースのみで数人の礼拝だった。
後に、礼拝堂の前方部分を建て増ししたのである。
なるほど、床の板目の向きが違う。
講壇付近。
このときは、教会学校用のイスの並べ方をしていた。
講壇。手作り。
外には雪がつもっている。
11~12月から2~3月まで、
1年の三分の一近くが、雪の気候の中の礼拝である。
ストーブをたいて、40名分のイスを用意した礼拝堂を温める。
この十字架も手作りではないだろうか。
山陰の雪の中に十字架がある。
屋根の上にしっかりと掲げられた十字架は、
その上にある陽の光を指している。
毎週の礼拝で語られる聖書のみことばによって。
今年のイースター(復活日)礼拝は4月8日(日)。
そのときには、牧師はご家族4人で東京の教会にいる。
もう、ここにはいない。
8年間を共に過ごした雪。
またいつか見ることもあるのだろう。
たいへんだった、雪と、様々な記憶を思い起こしながら。
安田牧師、ご家族のみなさん、
東京でお元気で。