京北(きょうほく)教会ブログ──(2010年〜)

日本基督(きりすと)教団 京北(きょうほく)教会 公式ブログ

<日本基督教団総会(第39回)を訪れて>(2014)

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  ──日本基督教団
     第39回総会
を訪れて──
     2014年 10月28〜30日(火〜木)
      於 ホテルメトロポリタン(東京池袋)
 
生まれて初めて、筆者は教団総会に行きました。
京都教区からの議員18名の一人として。
総会は2年に1回行われます。
総会の3日間、よく晴れた良い気候でした。
 
(注)「基督」は「キリスト」と読みます。
ふだん使う「日本キリスト教団」という表記は、
通称としての公式表記です。
 


 
★(参考)この2年後の、2016年の、
「第40回日本基督教団総会を訪れて」記事は、
以下のアドレスをクリックするとご覧になれます。

 ★(参考)この4年後の、2018年の、
「第41回日本基督教団総会を訪れて」記事は、
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 ★(参考)この8年後の、2022年の、

「第41回日本基督教団総会を訪れて」記事は、

以下のアドレスをクリックするとご覧になれます。 


 
このほかにも、京北教会ブログの一環として、

様々な教会などを訪れた「あちこち訪問記」のアドレスは、

以下です。よろしければご覧ください。
 


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東京の池袋駅を降りて、徒歩5分。
ホテルメトロポリタン。
 
全国の17教区から400人の議員が集まるには、
交通費の問題で、東京が最適だそうです。
 
そして広い会場、様々な事務作業の部屋など、
必要なものがすべて整っているので、ここが、
毎回の会場に選ばれています。
 
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総会は3階の大広間で行います。
総会の正議員が400人。
ほかに准議員、傍聴者、事務局職員、
総会ボランティアの方々などなど、
総計で500人近い人が、
これから入ります……。
 
 
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まずは受付でチェックイン。
 
教区ごとに分かれて手続きします。
 
 
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ロビーでは準備の方々がたくさん働いています。
みなさまのご奉仕に感謝。
 
ロビーには、このあと、
コーヒー販売やミニバザー、
図書販売などのコーナーが設けられます。
 
 
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いろいろな資料や案内、総会ガイドブックなど、
一式の入った封筒を受付でいただきます。
 
 
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500人が入ることのできる会場は、
さすがに広い! 後ろのほうは見えません。
教区ごとに分かれて座ります。
京都教区は最前列です。
 
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会場の後部から見た光景。
広い広い……。
 
 
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議員席の机に、議員番号が付いています。
 
 
 
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定刻が近づき、ほとんどの議員が来たようです。
いよいよ、400人を越す人の集う、教団総会です。
 
 
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開会礼拝が始まりました。
讃美歌の大きな歌声が響き渡ります。
 
1曲目は、
讃美歌21─7番「ほめたたえよ、力強き主を」。
 
 
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奏楽のオルガンは、
オランダ・ヨハネス社製の「スウェーリンク25」。
河合楽器製作所の提供とのこと。
総会ガイドブックにそう書いてありました。
 
会場に搬入するのが一苦労だったでしょう。
 
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美しい音色の奏楽により、
3回の礼拝のたびに大勢の歌声が導かれていました。
3日間、奉仕された、
奏楽者の方に感謝いたします。
 
さて、開会礼拝が終わり、
会場準備も整い、
総会の会議が始まります。
 
 
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上の写真は、総会議長による報告です。
この2年間を振り返って。
東日本大震災復興救援の働きも語られました。
 
 
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休憩に入りました。
3時から宿泊室に入ることができます。
 
相部屋のはずが、なぜかシングルでした。
気が楽で、ありがたい……。
 
 
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再び会場へ。
上写真は、海外の教会からの来賓挨拶のとき。
 
台湾からの来賓の方より教団議長に、
ストールがプレゼントされました。
みんなで拍手して感謝の意を表しました。
 
このあと、韓国からの来賓の方からも、
ストールのプレゼントがありました。
 
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夜になり、総会を休会して、
夕食の時間になりました。
 
500人で食事するわけにはいかないので、
会場を出て、近くのあちこちのお店を探して、
各自で夕食をとることになっています。
 
こうした休憩時間に、久しぶりの方々とお会いし、
近況を報告しあって、ともにお話したり、
ワイワイと食事できることは、幸いなことです。
 
 
 
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岡山で私の後任者だった後輩と再会し、
今年度末で転任されるとのことを、
この総会会場で、初めて聞きました。
 
そして、上の写真の通り、
最近の教会の週報や会報、
そして、礼拝堂改修を記念して作成された、
教会の写真ハガキセットを、いただきました。
どうもありがとう!
美しい教会、暖かな思い出。
 
教団総会は、こうして、
出会いや再会、
また、旅立ちを知るときでもあります。
 
 
 
 
 
 

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さて、夜の9時に1日目の会議が終わるのですが、
その後に、「報告審査委員会」が開かれ、
総会の各種報告の形式について審査をします。
 
その委員にあたったので、深夜まで、
みっちり作業をしました。
 
 


 
 
そして翌日、2日目。
朝食はホテルのバイキング。
 
朝8時半から、「逝去者記念礼拝」。
 
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400人での讃美歌が響きます。
 
讃美歌21─385番「花彩る春を」。
 
 
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そのあと、午前中の会議が続きます。
 
 
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もちろん、ところどころに休憩が入ります。
 
ロビーの、一杯100円のコーヒーの出店には、
休憩時、いつも人が並んでいました。
 
そして、昼食休憩の時間が来ました。
 
昼食は、久しぶりに会った、
大学の同級生と食べました。
 
 
 

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上の写真は、2日目の午後、
DVD上映による二つの報告会のときのもの。
 
会場の後部にスクリーンがあるので、
議員席からくるりとイスの向きを変えて、
見るようになっていました。
 
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こちらは、一つ目の報告会。
教団の「中高生・青年大会」の写真報告。
スタッフを含め370名が集ったとのこと。
すごい人数ですね。これからの展開を祈ります。
 
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こちらは二つ目の報告会。
東日本大震災復興の活動について。
被災した教会の会堂再建と、
地域の細やかなボランティア活動。
 
国内・海外からのたくさんの献金がなされて、
一つひとつ有意義な働きがなされたことが、
よくわかりました。
 
 
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休憩時間。
広い休憩室にも、震災の被災地支援を示す、
写真パネルが多数展示されました。
 
震災から時が過ぎ、
日本キリスト教団としての様々な支援活動も、
やがて内容の転機を迎えるのかもしれません。
今後の課題でしょう。
 
しかし、神様への祈りを共にすることにおいて、
私たちがつながり続けることには、
何の変わりもないと思います。
 
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会場のロビーでは、いくつかのブースがあり、
自主製作した教会イラスト素材集を販売する方も。
総会終了間際には、完売に近い様子でした。
おつかれさま!
 
 
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さて、休憩が終わり、再び総会です。
本当に人が多い……。
 
初めて出席した者としては、
この会場の雰囲気に、「飲まれる」気がしました。
 
 
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そうこうして、2日目の総会が終了しました。
 
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夕食へ、そしていろいろな会合へと、
みなさんそれぞれの目的へと向かいます。
 
 
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夜7時半過ぎから、総会会場では、
毎回恒例の、人権問題についての、
牧師・信徒の有志の劇が上演されます。
 
「教会と部落差別」の問題に焦点をあてて、
よく工夫したシナリオで熱演してくれました。
プロジェクターによる演出が斬新でした。
 
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観衆は100名程度。
 

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このあとの時間、夜9時過ぎから、
昨日に続いて、会場内の一室で、
2回目の「報告審査委員会」が開かれました。
 
その後に報告のための書類作成をして、
深夜1時までかかりました。
 
書類作成のために、
教団事務局がノートパソコンを貸してくださり、
本当に助かりました。感謝!
 
 
 


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そして3日目、総会最終日。
 
朝9時から、聖餐式を行う礼拝をします。
 
400人以上分の、
 
パンとぶどう酒が用意されています。
 
 
 
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広い会場で配餐する議員の方々、
 
ありがとうございます。
 
 
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総会の聖餐式において、
 
一人ひとりが、
 
全体の400分の1か、500分の1にあたる、
 
パンをいただきました。
 
 
パンを見て、ふと思う聖書のことばがあります。
 
 
 
 
 エスは言われた。
 
 「まず、子どもたちに十分食べさせなければならない。
 
  子どもたちのパンを取って、小犬にやってはいけない。」
 
 ところが、女は答えて言った。
 
 「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、
 
  子どものパンくずはいただきます。」
 
           マルコによる福音書 7章27〜28節
 
 
 
 
 これは、もちろん、聖餐式に関わる言葉ではないのですが、
 
 聖餐を受ける人の心に響く言葉ではありましょう。
 
 
 わたしたちも、パンくずを求める小犬のように、
 
 神様の恵みを素直に求めてみようか……。
 
 
 
 
 
 
 
 
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休憩をところどころ入れながら、
総会が続きます。
 
 
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上の写真は京都教区の議長が発言しているところ。
決められたマイク席まで行って発言します。
 
 
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上の写真は、総会速報。
 
これをすぐに作って印刷して、
 
会場で配布するのは大変でしょう。
 
総会では、諸報告、決算、予算案などの審議と共に、
議長、副議長、常議員の選挙が行われます。
 
そのたびに印刷や書類運びを行う、事務局の方々は、
本当に大変だと思います。ご奉仕に感謝します。
 
 
そのほか、目に見えないところで働かれた、
たくさんの総会ボランティアの方々に感謝です。
 
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会場ロビーで、いろいろな方々が、
旧交を温め、挨拶し、話をしています。
 
こうした光景が、休憩時にいつも、
あちこちにありました。
 
こんな大勢の方々が、
全国から集まる機会は、
他にありません。
とても貴重なときです。
 
 
 
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3時に教団総会が終わりました。
 
全国へ、みなさんが帰っていかれます。
 
 
 
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都会のど真ん中ですが、
ここにも自然があり、秋がありました。
 
小さな秋を、街角のなかに見つけるだけでも、
心は広がっていきます。
 
初めての、教団総会出席。
正直、「おのぼりさん」のような気持ちで行きました。
 
それでも、得難い経験をした気がします。
 
 
何にも手が届かずにいるようなときにも、
小さな良いことを一つ見つければ、
それだけで心は広がっていくのだと……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   エスはさらに言葉を続けられた。

   「子たちよ、神の国に入るのは、なんと難しいことか。
      金持ちが神の国に入るよりも、
              らくだが針の穴を通る方が、まだやさしい。」
 
   弟子たちはますます驚いて、
    「それでは、誰が救われるのだろうか」と互いに言った。
 
   イエスは彼らを見つめて言われた。

   「人間にできることではないが、
      神にはできる。
    神は何でもできるからだ。」
 
                        マルコによる福音書 10章25〜27節
 
                                      (総会の開会礼拝の聖書箇所)